「高学歴芸人」が続々 東大院生は二刀流に挑む

お笑いコンビ「XXCLUB(チョメチョメクラブ)」

筑波大付属高校といえば、元首相の鳩山一郎など著名な政治家や経済人を輩出する国立の進学校だが、副校長の那須和子は、「多様な人材がいる自由な校風の学校。芸能人も野球やサッカーのプロのスポーツ選手もいる。大学までは親の期待に応えるが、その後は自分の好きなことを仕事にしたいという卒業生が少なくない」という。

相方も進学校卒

大島が東大を目指した理由は2つ。「東大に合格すれば、親は自由にさせてくれる」と考えたから。そして「ただの芸人ではなく、東大生という付加価値が加われば、売れる手掛かりになるのではと思った」という。高校時代は一応彼女もいたが、東大合格に向け浪人の1年間は必死で勉強した。

2016年3月に明治大学文学部出身の大谷ふみたか(芸名は大谷小判)とコンビを結成し、関東大学生お笑いグランプリで優勝。17年にタイタンの所属になった。大谷も広島県の進学校、修道高校の出身だという。

今の芸能界には高学歴のお笑いタレントが少なくない。17年に大ブレークしたブルゾンちえみは島根大学教育学部を中退、サンシャイン池崎は大分大学工学部を卒業。地方の国公立大出身だが、専門と全く違う、芸能界に飛び込んだ。

結成わずか5カ月で、テレビ番組「キングオブコント2017」で準優勝して注目を集めた、にゃんこスターのボケ役を担当するアンゴラ村長(佐藤歩実)は、早稲田大学本庄高等学院から早大文学部を卒業。17年に新卒でベンチャー企業に入社しながら、タレント活動も開始。東大や京都大学など難関大学出身のお笑いタレントも年々増えている。

司法試験の勉強時間が足りない

大島は「東大卒とか、そんな肩書だけでは食えない。本業はあくまでもお笑いタレントだが、弁護士もやろうと。弁護士がタレントになるケースは多いが、お笑いタレントが弁護士もやるというパターンはない」と二足のわらじを履こうと考えた。しかし、肝心の勉強時間が十分に確保できない。いつもネタを考え、作品を書いている。週2~3回はライブがある。午後5時入りし、9時すぎまでイベントが続き、クタクタになる。

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