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王室御用達パープル絵付け デンマーク皇太子妃も堪能

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ロイヤルコペンハーゲン、日本進出50周年で特別展

2017.10.16

デンマークの陶磁器ブランド、ロイヤルコペンハーゲンが日本進出50周年を記念した特別展を東京・丸の内の本店で開催している。日本とデンマークとの国交樹立150周年を記念して来日したデンマークのメアリー皇太子妃も12日、特別展を視察、店内に展示されたデンマーク王室コレクションの逸品などを熱心に見学した。

東京・丸の内のロイヤルコペンハーゲン本店で開催中の特別展を視察したメアリー皇太子妃

この日は同社のトップペインター、マイリス・ニールセンさんによる絵付けのデモンストレーションも披露。同社を象徴する絵柄「ブルーフルーテッド」の色は本来コバルトブルーだが、パープル(紫)の顔料を使い、絵付けする過程を実演した。

パープルは高貴な色とされ、原料となる巻き貝1つからとれる顔料はわずかにとどまる。パープルの絵柄の陶磁器は本来、王室専用で、フレデリック皇太子とのご成婚(2004年)の際も同社が納品している。

ニールセンさんはこの道25年というベテラン。ブルーフルーテッドを描く職人の中でも、5人しかいないトップペインターの一人だ。トップペインターは全員、女性という。