多彩な着回しができる紺のブレザー。ビジネスとカジュアルのどちらに比重を置くかでモノ選びは微妙に変わってくる。そのひとつの尺度となるのがポケットの仕様だ。コーディネート例を参考にしながら自分に合った「紺ブレ」を見つけよう。
「ビジ>カジ派」なら2パッチポケット
ビジネスに比重を置きたい人のためにBROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)の2パッチポケットブレザーで着回しのコーディネート例を紹介する。米国ブレザーの元祖が仕立てたこのジャケットは、程よく細身で着丈も短めな「ミラノ」モデル。前身頃にダーツを入れない米国ブレザースタイルを踏襲しつつ、モダンに着こなせる1品だ。生地は伊の名門ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社のセミフランネル。6万9000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
■月~金 / 仕事スタイルのコツ
新規の商談では、白シャツ+小紋タイで誠実な見た目に
ヴィンテージ調のタイで今の気分を注入
胸が箱ポケット+両腰のパッチポケットにもフラップがつくこのモデルは、もとから端正なビズスタイルが築きやすい。とはいえ正統派なだけでは面白くない。定番の小紋タイやストライプタイを合わせる場合、程よくヴィンテージ風のものを選ぶと今らしい雰囲気が出る。
■土日 / 休日スタイルのコツ
青山でのショッピングでは、ニットを肩掛けして軽やかなムードに
愛犬の散歩には、デニムにもサっと羽織って出られる
ニットを活用し、上品に寛ぎ感を演出
白パンを合わせればクラブジャケット風の装いが決まる。鮮やかなニットを肩掛けし、リラックスした休日のムードを高めた。近場に出かける際の、気張らない上着としてもブレザーは丁度いい。デニムに白×紺のボーダーニットを挟めば、フレンチカジュアル的な小粋さも示せる。