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管理職に興味ある女性4割、理由は「収入上げたい」

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日経ウーマンオンライン

政府が「働き方改革」を掲げる中、「女性活躍推進法」が施行されて1年半がたちました。「2020年までに女性管理職の割合を30%に」と目標設定されていますが、女性を取り巻く環境に変化はあったのでしょうか? 人材採用を支援するエン・ジャパン、エンウィメンズワークに寄せられたアンケート回答から、「女性活躍推進」の今に迫ります。

「女性活躍推進」についてのアンケート 調査期間:2017年7月3日~7月31日、調査対象:「エン転職」に登録している9241人
「ワークライフバランス」についてのアンケート 調査期間:2017年3月23日~4月19日、調査対象:「エンウィメンズワーク」に登録している20~40代の女性416人

職場で「女性活躍」を目の当たりにしている人は約6割

男女雇用機会均等法が施行されたのは今から31年前、1986年のこと。その後もしばらくは女性が活躍しようにも、「制度自体がない」「ロールモデルがいない」といった声が多いのが実情でした。

果たして、今はどうなのでしょうか

「これまで働いてきた会社で『女性が活躍している』と感じたことはありますか?」という質問に、全体では約6割の人が「職場で女性が活躍している」と答えました。「はい」は男性が59%、女性は58%ですから、認識に対する男女差はなさそうです。

どういったときに「女性が活躍している」と感じるのかを聞いてみると、「女性の管理職や役員がいる」という回答が全体で54%、「男女共に同じ仕事を任されている」という回答が全体で34%ありました。やはり「活躍の場」として「管理職」や「役員」という役職を与えられ、「仕事の内容に男女差がない」ことが肝心なようです。

どの項目も回答に大きな男女差はありませんが、やや数字が違うのが「男女共に同じ仕事を任されている」は男性の割合が多く、「育児や介護と仕事を両立させている女性社員が多い」「高い成果を出して表彰される女性社員がいる」は女性の割合が多くなっています。男女それぞれが働く上で重視する項目が違うためかもしれません。

では、反対にどんなときに「女性が活躍していない」と感じるのでしょうか。

「これまで働いてきた会社で『女性が活躍している』と感じたことがない」人に質問を投げかけてみると、「女性の管理職や役員が少ない」「結婚・育児や介護を機に退職する女性社員が多い」「男女で評価基準に差があるように見える」「女性社員の定着率が低い」――という回答で特に女性の比率が高くなりました。

女性の管理職や役員がいたとしても絶対数が少なく、育休制度や介護休業制度、フェアな人事評価などの制度が追い付いていない環境が目に浮かびます。

アンケートとともに寄せられた回答では、

◆ 「女の人だけが、お茶、掃除をしなければならない」(24歳女性)

◆ 「女性総合職は10年勤めても主任になれるか分からないのに、男性総合職は2~3年で主任になれる」(25歳女性)

◆ 「女性は一般職採用で、女性の総合職採用自体がまれ。総合職でも育児休暇取得後に総合職へ戻ることはできず、一般職として中の仕事をしている」(26歳女性)

◆ 「男の上司から『女の人は結婚したら仕事をやめるのが幸せ』と言われたことがある。そのくらい価値観が古い」(27歳女性)

などと、現状を嘆く声が上がっていました。

管理職に興味がある女性は約4割

それでは、女性たちは制度さえ整っていれば、管理職に興味があるのでしょうか。ズバリ、「管理職になることに興味はありますか?」と聞いてみました。

管理職になることへの興味は、男女で差がありました。男性の管理職志望が58%なのに対し、女性は36%。「興味がない」と答えた女性は38%で、管理職に「なりたい女性」よりも「なりたくない女性」のほうが上回っており、同時に「どちらとも言えない」女性も26%と目立ちます。

「管理職になりたい理由」「興味がない理由」もそれぞれ聞いてみました。

管理職になりたい理由のトップは断トツで「給与を上げたいから」。女性の回答を見ると、約7割にも上ります。「仕事の幅を広げたいから」と考えている様子も分かります。

一方、管理職になりたくない理由を見ると、こちらは「ワークライフバランスが取れなくなりそうだから」が最多。約6割の女性が仕事とプライベートを両立できるかどうか心配しているようです。

管理職になりたい理由のトップは断トツで「給与を上げたいから」。女性の回答を見ると、約7割にも上ります。「仕事の幅を広げたいから」と考えている様子も分かります。

一方、管理職になりたくない理由を見ると、こちらは「ワークライフバランスが取れなくなりそうだから」が最多。約6割の女性が仕事とプライベートを両立できるかどうか心配しているようです。

アンケートとともに寄せられたコメントには、

◆ 「会議や飲み会、時間外の仕事が多過ぎる」(24歳女性)

◆ 「管理職を目指すということは、相当な体力と精神の持ち主でないと、結婚出産を諦めるということなると思う」(28歳女性)

◆ 「責任が重い割に給料が低い」(29歳女性)

といった声がありました。

ワークライフバランスのために工夫していること

2016年は長時間労働や過労死が問題になり、がむしゃらに働くよりも、仕事もプライベートも大事にしたいと思う人が増えているのは当然のことなのでしょう。

果たして女性たちは、自分のワークライフバランスに満足しているのでしょうか?

「現在(離職中方は前職時)のワークライフバランスはいかがですか?」という問いかけには、「ワークライフバランスが取れている」人は35%、「どちらでもない」人は30%、「ワークライフバランスが取れていない」人も35%という結果になり、三者三様であるようです。

「ワークライフバランスが取れている人」を見ると、

◆ 「今年よりフレックス制度が使用可能になり、スケジュールを組み立てやすくなった」(28歳女性)

◆ 「会社の方針でNO残業デーがあり、メリハリをつけて仕事に取り組めていた」(34歳女性)

◆ 「職場の上司が、子どもがいるメンバーに対して理解があるため。また、急な入院や病気にも回復するまでの間、時短勤務を認めてくれるため働きやすい」(38歳女性)

といった声が上がっており、職場の環境が整っていることが分かります。

反対に「ワークライフバランスが取れていない人」からは、

◆ 「終業時間が遅く、帰宅してからは寝るだけ。給与が低く、休みの日などに趣味に使えるようなお金が無いので、そういう意味でもプライベートの充実とは程遠い毎日です」(30歳女性)

◆ 「サービス残業が当たり前。業務負担の軽減を提案しても人手不足に加え人件費をかけられない状況。業務効率の仕組みも社員が自分たちで作り上げていかなくてはいけない」(33歳女性)

◆ 「ワークライフバランスを推進している会社でしたが、上司が帰るまで仕事がなくても帰れないなど、昔からの会社の風土やカラーが残っていた会社でした」(42歳女性)

と旧態依然である職場状況がうかがえます。

さらに、ワークライフバランスが悪い人に、「どのようにしたら改善すると思いますか?」と聞いてみると、「仕事の割合を減らす」という回答が57%に上りました。

回答とともに「業務を可視化し、社員で共有し合うことで業務効率が上がり、一人当たりの仕事が減りそう」「人手不足で業務が偏っているので、人員を確保すると業務量が減る」という声も上がっています。

理想の働き方を聞いてみると、

◆ 「仕事、プライベートにかかるエネルギーや時間のバランスが取れるように、仕事量が調節できる働き方」(31歳女性)

◆ 「自分の仕事をしっかりと完遂した上で、自分の趣味の時間や家族との時間を有意義に過ごすこと。仕事に手を抜いたり、やりがいを全く感じられない状況だと、プライベートも充実しないと考える」(31歳女性)

◆ 「結婚や出産・育児、介護などのライフステージの変化にも柔軟に対応してもらえ、生涯働く環境が保てる働き方」(33歳女性)

といった理想像を描いていることが分かりました。

もし、今の会社が女性活躍推進やワークライフバランスが取れる環境になかったとしても、一人ひとりが声を上げることで、ボトムアップで職場やトップの考えを変えていけるかもしれません。

キャリアアップもワークライフバランスも手に入れて当たり前の時代を作りたいものですね。

[参考]
9241名の社会人が回答した「女性活躍推進」実態調査/エン・ジャパン
女性のワークライフバランス満足度は? 女性の働き方のトレンド、「実働7~8時間」「完全週休2日制」「残業月10時間以下」/エン・ジャパン

(ライター 三浦香代子)

[nikkei WOMAN Online 2017年10月2日付記事を再構成]

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