仮想通貨、1000種以上に増加 日に1%の価格変動も取引所で購入、保有や送金は低コスト

「仮想通貨に関心があります。どのようなものなのか教えてください」(千葉県、40代男性)
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

仮想通貨とはインターネット上で流通する通貨です。記録の改ざんが極めて難しい「分散型台帳」(ブロックチェーン)という技術を使うことで、利用者の信用を支えます。ネットでつながった数多くのコンピューターが、取引の記録を確認し合い改ざんを防ぐ仕組みです。中央銀行や国家が安全性や信用を担保する通常の通貨とは、この点で大きく異なります。世界で1000種類以上も存在し、最も有名で普及しているのが「ビットコイン」です。

ネット上だけでやりとりが可能なため、保有や送金にかかるコストが安くすむのも特徴です。店舗での買い物の精算に使ったり、海外送金に使ったりすることができます。家電量販店の店頭で表示されるQRコードをスマートフォンのカメラ機能で読み取ると、仮想通貨での支払いができます。

実際に使うには、まず取引所を通じて仮想通貨を購入しなければなりません。国内にはビットフライヤー(東京・港)やビットバンク(東京・品川)など、多くの取引所があります。金融庁のホームページで「仮想通貨交換業者」として登録されるようになったため、どのような取引所があるのか、手軽に確認できるようになりました。

ただ、価格変動が大きい点には注意が必要です。1日で1%以上変動することはザラです。対ドルの円相場で例えると毎日1円以上変動するイメージです。値動きの軽さに目をつけ、投機目的で売買する個人が増えていることが背景にあります。使いこなすには、価格変動に対する覚悟が必要といえそうです。

[日経ヴェリタス2017年10月8日付]

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