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安い速いスイフトスポーツ 200万円切り実現の秘密

日経トレンディネット

2017/10/17

2017年9月20日に発売されたスズキの新型「スイフトスポーツ」。税込み価格は6MTが183万6000円、6ATが190万6200円
日経トレンディネット

 2017年9月に発売されたスズキの新型「スイフトスポーツ」。印象的な外観、凝った内装、「これホントにスイフトなの?」と思った走りを実現しながら、6MTモデルが183万6000円、6ATモデルが190万6200円と200万円を切る価格を実現している。小沢コージ氏が実際の走りを確認した上で、スズキらしい「安さの秘密」を探っていく。

■相変わらず安くて速くてウマい!

 再び帰ってきました。ニッポンの走り好きお父さんの友、スズキ「スイフトスポーツ」! コンパクトハッチ「スイフト」の俊足ハイパワーバージョンで、振り返れば初代スイフトから用意されており、今回で実に4代目。

 その昔、矢沢永吉のCMで「ブレてないな俺!」と振り返って自画自賛するシーンがありましたが、それと全く同じというか。スイスポことスイフトスポーツもかなりブレてません。

 というのもこのクルマは、ホンダ「シビック タイプR」や三菱「ランサーエボリューション」のごとく、走りの硬派さや本格さを競うタイプではなく、入りやすさであり買いやすさがキモ。ぶっちゃけ常に安くて手軽なんです。

 初代の車両本体価格はMT車で156万4500円、2代目&3代目は168万円。装備充実、さらに速くて安全になった新型でも183万円です。シビック・タイプRが今や400万円を超え、手軽なホンダ「フィットRS」でさえ200万円超える時代、この価格はまさしく奇跡! ホントにブレてないなぁ。

スイフトスポーツのサイド。サイズは全長3890×全幅1735×全高1500mm

 とはいえ気になる部分もあります。それは今回の4代目がいろいろ凝り過ぎにも見えること。なにしろスイスポ初の3ナンバーワイドボディーをまとい、初のターボエンジン、初のトルクコンバーター式ATまでチョイス可能。どれもぶっちゃけお金が掛かりそうな部分ばかりで、「これでどうやって200万円以下をキープできたんだ?」という出来栄え。そのうえオプションでも最新先進安全技術である「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」が付けられるようになったわけで、「うれしいけどホントに大丈夫なの?」的な心配も。はたしてスイフトは今後も本当の意味でのお父さんの味方であり続けられるのか?

スズキは全面的に小型車として専用開発した2代目「スイフト」をスイフトシリーズの初代と位置付けているため、新型「スイフトスポーツ」を3代目と位置付けているが、日本市場的には4代目

■これで200万円以下ってどういうこと?

 まずビックリしたのは外観。フランクフルトショー2017で発表されたときにも思いましたが、欧州市場向けでは初採用となる鮮烈なチャンピオンイエローのボディーカラーもさることながら、明らかにノーマル「スイフト」よりカッコいい。エクステリアの造形が明らかに攻めてるんです。抑揚がより増してかなりセクシー!

 「ええ? これって一部ちょっとエアロパーツをイジったレベルなの?」と思いきや、聞いてビックリ。スイフトスポーツはなんとノーマルと比べ、鉄板はボンネットやルーフ回りのみを残して前後フェンダーからドアパネル、リアコンビランプに至るまで完全新作! ズバリ外観はほぼ別物なんです。これで価格200万円以下キープって一体どういうこと?

ノーズを前方にせり出させた専用バンパー&グリルを採用
前後フェンダーからドアパネル、リアコンビランプに至るまで新作。17インチアルミホイールは切削加工とブラック塗装を施している
こちらがノーマル。最もベーシックなスイフトXG

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