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焼きいも、焼酎、収穫… 1日遊べるサツマイモ体験

いもを折ってしまわないように、慎重に土を掘ることがポイント

道路をはさんだ向かいは農場だ。ここで農家の仕事が体験できる。まずはいも掘り。こんもり盛られた土の中から大きく育ったサツマイモを掘り出すのだが、一株にいくつものいもができているので、慎重に土を払わないとせっかくのいもを折ってしまう。ていねいに土を払いのけていもを引き出せば、こんなにたくさんできるものかとビックリする。

農場の片隅ではたき火が行われていて、あらかじめここで新聞紙とホイルにまいたサツマイモを火にくべておく。いも掘りが終わるころには食べごろだ。熱々の焼きいもを2つに割ってほおばる。焼き立てならではの食感、甘さに幸せを感じる。

スタッフはいずれもフレンドリーで、子どもたちはもちろん、大人も笑顔が絶えない。農場の中には、自分でテントを張ったりすることなく、自然の中でホテル並みの豪華なサービスが受けられる「グランピング」の施設も用意。家族ぐるみ、泊まりがけでサツマイモと行方の自然が満喫できる。

潮来バスターミナルと施設の間を走る水陸両用車

東関東自動車道路で都心とつながる潮来のバスターミナルからは水陸両用車も運行。途中水上走行も織り交ぜながら周辺の自然を堪能できる。こうした施設外の催しも含めると、1日ではすべて体験できないほどたくさんのメニューが用意されている。

東関東自動車道路潮来ICから、行方まではわずかな距離。都心からは約90分と意外に手ごろなレジャースポットだ。茨城県の中でも観光地のイメージがない同地域だけに、穴場のスポットと言える。秋の週末に、家族を連れて出かけてみてはいかがだろうか。

◇  ◇  ◇

茨城県はサツマイモだけでなく、栗でも全国有数の産地だ。特に笠間市が栗生産の拠点として知られる。

矮化栽培でできた愛樹マロン(奥)と焼き栗

そんな笠間で今注目の栗は「愛樹マロン」。矮化(わいか)栽培といって木の高さを170センチほどに抑えることで、葉が低い部分から大きく茂るため、収穫しやすく、かつ大きく甘い栗になるという。

茨城県内では、収穫後の栗を1カ月ほど低温貯蔵する試みも。雪中で保存する根菜のように糖度が高まるという。ただでさえ甘い栗が、この後、いったいどこまで甘くなるのか。市場に出るのは10月末ごろという。サツマイモを求めて茨城県を訪れる際には、この栗もぜひ忘れないでおいてほしい。

(渡辺智哉)

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