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スバル最新アイサイト 首都高で試走、精度に驚き

日経トレンディネット

2017/10/23

スバルの運転支援機能「アイサイトVer.3」に追加された新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」を首都高速道路で試した。写真は同機能を搭載した「レヴォーグ」
日経トレンディネット

 スバルの先進安全運転支援機能の「アイサイトVer.3」に追加された新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」が注目されている。今回、首都高速道路で試す機会を得た。発売前に行われたテストコースでの試乗では実力十分と感じたが、首都高でも本当に使える機能なのか。どれだけ活用できるのか、リポートする。

■ステアリング制御が変わった

 2008年に登場した、スバルの運転支援機能「アイサイト」は、全車速追従機能付きクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーンキープ機能、誤発進抑制機能、歩行者対応自動ブレーキなどをステレオカメラのみで実現するシステム。すでにVer.3まで進化してきたものに、さらにツーリングアシストが加わった。これが最初に搭載されたのがマイナーチェンジしたばかりの「レヴォーグ」と「WRX S4」だ。

 アイサイト・ツーリングアシストは、全車速でハンドル、アクセル、ブレーキを複合的に自動制御する。この機能により高速道路の同一車線内で自動運転レベル2(加減速とハンドルの両方を自動化)を可能にしているという。メカニズムとしては、ハードウエアはアイサイトVer.3のままで、ACCとステアリングを制御するアクティブレーンキープのソフトウエアを改良している。

 具体的には、まず0km/h~100km/hだったACCの動作範囲を0km/h~120km/hに拡大した。ACCで停止まで行うのはこれまでと同じ。動作する速度範囲を広くしたのは高速道路の最高速度が今後、引き上げられるからだ。

 これまでと一番違うのはステアリング制御の部分。従来はACCを使って60km/h以上で走行しているときに、車線内中央付近を走るようにハンドルを制御したり、車線を逸脱する可能性があるときにステアリング操作をアシストするだけだった。一方、今回のツーリングアシストでは、高速道路など自動車専用道路での高速巡航時だけでなく、渋滞時を含めてさまざまな状況で使用できる3種類のステアリング制御機能を持つという。

 1つ目は、高速巡行時に区画線(車線)を認識して、ステアリング操作をアシストし、車線内の中央付近維持と、車線逸脱を抑制すること。これは全車速域で作動する基本的な機能となる。

 2つ目は、渋滞などで先行車により区画線の先が見えにくい場合に、先行車と区画線の認識情報を組み合わせて車線内を維持できるようハンドルを切る機能。速度40km/h以下で働く。

 3つ目は、区画線が消えてしまっている道路やトラックなど大きなクルマにより区画線が完全に隠れてしまった場合でも、先行車を認識して追従するようにハンドルを操作してくれる機能。働くのは60km/h以下の状態。

 この3つのステアリング制御機能とACC機能を組み合わせたものがツーリングアシストなのだ。

 スバルはこのツーリングアシストを「リアルワールドで使える機能」、つまり公道で安心して使える機能だという。「ハンドル制御OFF」「カーブでのアシスト不足」「不要作動(車線が見えないときに、前のクルマが車線から外れた場合に付いて行ってしまうなどの不要な作動)」を減らした結果、ツーリングアシストを使用するとハンドル操作量は78%、アクセルとブレーキ操作時間は96%減って、ドライバーに対する運転負荷を大幅に軽減できたという。

■「協力して運転」する感覚

 では実際に試乗してみたらどうだったのか。

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