「サイバーエージェントの本社がある渋谷の方が売れていると思いますが、青山も渋谷に近いのと、当店の客層も若いためか、よく売れている」とビジネス書を担当する益子陽介さん。前週(9月18~24日)のランキングでは8位だったが、その前の週は1位、発売直後の9月4~10日週は2位と初速の反応が良かった。幻冬舎・ニューズピックスのビジネス書シリーズはこの店ではおおむね反応がよく、関連したイベントで販促をかける計画も進行中という。

生産性や人生設計の新刊に注目

それでは前週のベスト5を見ていこう。これまで見かけなかった有望な新刊が目につく。

(1)捨て猫に拾われた男梅田悟司著(日本経済新聞出版社)
(2)世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のことクリス・ベイリー著(TAC出版)
(3)LIFE DESIGN(ライフデザイン)――スタンフォード式 最高の人生設計ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス著(早川書房)
(4)LIFE SHIFTリンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著(東洋経済新報社)
(5)いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン 大塚雄介著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

(青山ブックセンター本店、2017年9月18~24日)

1位はまとめ買いが入ってのランクイン。ただ昨秋のベストセラー、『「言葉にできる」は武器になる。』の筆者の新刊。捨て猫の里親になった体験から考える脱力系人生論という触れ込みで、生き方で悩むビジネスパーソンには気になる1冊だろう。2位は資格試験の独学支援を手がけるTAC出版が5月に始めた翻訳ビジネス書シリーズ「T's BUSINESS DESIGN」の1冊。資格を取った後に活用できる知識やスキルを学べる本をラインナップしており、「気になる本が多い」と益子さんは話す。

3位は実用的なライフデザインを考える本。4位に再浮上した『LIFE SHIFT』の実践編という趣で、「手を動かして自分に応用できるところがおもしろい」(益子さん)そうだ。5位はビットコイン関連本。前々回訪れたリブロ汐留シオサイト店でも5位に入っており、ビットコインへの関心の高まりは地域の別なく広がっているようだ。

(水柿武志)

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