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私のモノ語り

GLIM SPANKY 歌詞の原点、父からの幻想的な絵本

2017/10/6

 2014年のデビュー以来、若いロックファンだけでなく、1960~70年代のロックファンからも熱烈な支持を集めるGLIM SPANKY。ジャニス・ジョプリンを想起させるハスキーでパワフルな松尾レミさんのボーカルと、テクニカルかつエモーショナルなギタープレーが光る亀本寛貴さんからなる2人組のユニットだ。自然体の亀本さんと年下ながらしっかり者の松尾さんは、高校時代の先輩後輩で息のあったコンビネーションも絶妙。それぞれが選んでくれた「もの」からも、2人のキャラクターが透けて見える。

■父親から譲り受けた不思議な「絵本」

 松尾さんが紹介してくれたのは、物心がつく前からそばにあり、17年9月に発売した新譜「BIZARRE CARNIVAL」の世界観にも影響しているという絵本「変なお茶会」(佐々木マキ・著)。40年近く愛され 続けているロングセラーの絵本には、父との深い絆が感じられる逸話が隠されていた。

父親との思い出を語る松尾さん

松尾 「この絵本は私が生まれる前に父が購入したもので、多分初版本(1979年)ではないかと思います。物心つく前から父が読み聞かせてくれていました。このなんとも不可思議な世界観が大好きです。ある日、オオイワという人にお茶会への招待状が届くところから始まります。名前からして日本人だと思うんですが、挿絵は全然それっぽくない。それがまずいいですよね。版画みたいな印刷のタッチや鮮やかな色使いもすごく好きです。

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