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部下への怒りが爆発寸前 「ホ・オポノポノ」で冷静に

日経Gooday

2017/10/9

爆発しそうな怒りをコントロールするには…(C)studiostoks-123rf
日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス

 「昔から怒りっぽい性格を自覚していて、自分なりに気をつけている。しかし、仕事のミスを多発する部下がいて、その部下に対してはつい、言葉を荒らげてしまうことがある。最近は、その部下の普段の言動にもイライラしてしまうことがあり、パワハラにならないよう改善したいが、怒りを抑えるにはどうしたらいいだろう」。これは、不動産会社で営業マネジャーを務める35歳のUさんからの相談です。怒りをコントロールする方法について、帝京平成大学現代ライフ学部教授の渡部卓さんに聞きました。

◇  ◇  ◇

 部下や後輩のミスに腹を立てることは、誰でも経験のあることだと思います。しかし、その怒りの感情をそのまま言葉や態度に出してぶつけてしまっては、相手は萎縮して、ますます失敗を引き起こしかねません。

 部下の仕事のミスや許しがたい言動に接したとき、上司は怒り心頭だったとしても、感情的にならず、冷静に対処する必要があります。といっても、上司は常に感情を押し殺して部下と接しなければいけない、ということではありません。感情的に「怒る」のではなく、冷静に「叱る」ことができれば、部下の成長や信頼関係の構築につながっていくはずです。

 ここで1つ注意しなければいけないことがあります。それは、今湧き上がっている「怒り」が、部下の「ミス」に対してのものなのか、ミスをした「その部下」に対してのものなのかを見極めることです。

 怒りがミスに対してのものなら、怒りの爆発を防ぐ方法と、効果的な叱り方を身につけていく必要があります。一方、その部下に対しての怒りが強い場合は、部下に対する見方(認知)に偏りや誤解があることが多いので、その認知の歪みを自覚することが大切です。認知の歪みは誰にでもあるものですが、自分では気付きにくく、その歪みが大きくなってしまうと、職場の人間関係にも大きく影響してきます。

 今回は怒りが爆発しそうになったときの対処法を、次回は部下への認知の歪みに気付き、改善していく方法をお話ししていきたいと思います。

■6秒数えながら身体的感覚に意識を向ける

 怒りが爆発しそうになったときの対処法として、まず「6秒数える」という方法が知られるようになっています。脳の働きを研究する専門家や、怒りの感情をコントロールするトレーニング法「アンガーマネジメント」の専門家も、この方法を推奨しています。

 私はこの6秒数えるというときに、頭の中でカウントするだけでなく、実際に指で数えることを勧めています。怒りで感情が高まったときには、体がこわばってしまいがちで、手をギュッと握ってしまう人も多いのです。ですから、手をほぐすように指を順番に開いて「1、2、3、…」と数えていくと、意識が指のほうに向き、体の力も抜けていくことで、感情も落ち着いてくるでしょう。

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