グランピングのサイトがある和栗の森エリアでは、10月末までの土日祝日(10月9日、22日を除く)の午前11時から午後5時まで、「秋の味覚と地ビールの祭典・オクトーバーフェスト」が開催されています。安納黒豚と黒毛和牛を使った一日10食限定の「ごちそうバーガー」、「タコと旬野菜のアヒージョ(おいもバゲット付き)」など旬食材を使った料理と、地元茨城のクラフトビール、農園で収穫したフルーツを使ったドリンクなどが提供されています。

おイモ好きにはこたえられない工場見学

ショップやレストランが入る商業棟は、廃校になった小学校の校舎を利用していてなつかしい雰囲気。施設内にある「やきいもファクトリーミュージアム」は、白ハト食品工業の製造工場も併設しているので工場見学ができ、焼きイモや大学イモが試食可能です。

1階にあるショップ「ファーマーズマルシェ」には、地元農家の直送野菜や様々な品種のサツマイモが勢ぞろい。干しイモBar「おいも熟成蔵」では、熟成干しイモの食べ比べ(有料)ができます。「らぽっぽファームベーカリー」は、不老長寿をコンセプトにしたおイモと野菜たっぷりのパンが豊富。ほかにも、工場直送大学イモの詰め放題コーナーもあって人気です。

ファーマーズマルシェに並ぶ全国のサツマイモ。初めて見る品種もある
レストラン「ファームトゥーザテーブルなめがた」は目にも美しい食材の数々が楽しめる(写真:なめがたファーマーズヴィレッジ)

2階のイタリアンレストラン「ファームトゥザテーブル」は、ヴィレッジ内の農園や地元農家の野菜を使ったパスタやピッツァ、つくば鶏や常陸牛など茨城のブランド肉のグリルが味わえます。野菜の栄養を賢くとる料理法でたくさん食べるダイエットを提唱しており、スープ&サラダバーは女性に人気があります。

ヴィレッジへは、東京から公共交通利用の場合、高速バスで水郷潮来バスターミナルまで行って路線バスに乗り換えるか、JR潮来駅まで行って路線バスを利用する方法があります。

水津陽子
 合同会社フォーティR&C代表。経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究などを行う。