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1000円あれば大丈夫 株式投資、スマホでお手軽に 初心者でも大丈夫! お手軽投資の始め方(1)

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2017/11/17

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One Tap BUYで長期投資に取り組み始めた片岡さん。当面は米国株の積み立てを続けていく方針だ

「少額から投資できるので、株を持っていても普段それほど値動きを気にしなくて済む。そこが一番いいところです」。そう語るのは、日本や米国の個別株に1000円から投資できる証券取引アプリ「One Tap BUY」(ワンタップバイ)を使う30代・会社員の片岡渉さん。2017年1月に利用し始め、主に米国株のアルファベット、アマゾン・ドット・コム、ビザの3銘柄を毎月少しずつ買い増している。

片岡さんは2年前、株式投資に初めて挑戦したものの、いきなり急落相場に遭って失敗。「心に傷を負ってしばらく株から離れていたのですが、値動きが気にならない程度の金額で投資できるOne Tap BUYの存在を知り、再開しました」という。取り扱っている米国株の中から、長期的に成長が期待できそうな前述の3銘柄を選んで投資することにした。

■日米の30銘柄に投資可能

One Tap BUYは17年7月から日本の個別株も売買できるようになり、現在は日米の株をそれぞれ30銘柄取り扱う。「誰でも知っている有名企業に絞ることで、初心者がなるべく『何を買っていいか分からない』とならないようにしています」と、サービスを提供するワンタップバイの林和人社長は言う。株数ではなく、金額(1000円単位)を指定して買うのも分かりやすいところだ。

「ランチを食べる、ビールを飲むといった普段の消費と同じ感覚で投資できます。1000円なら恐くないし、少額でも投資を始めれば、楽しさや自分にとってどんなプラスがあるのかも分かってきます」と林社長。実際、口座開設者の約8割は投資初心者だという。

アプリで日本株を売買できるのは、証券取引所が開いている平日日中の時間帯。一方、米国株は24時間いつでも売買できる仕組みを取り入れている。昼間は仕事で時間を取れないという片岡さんのような人でも投資しやすい。

たとえ少額でも投資の残高は増えたり減ったりする。なぜそう動いたのかと情報を調べたり、保有銘柄のニュースを気にしたりすることで、「世の中に向けた自分のアンテナが少し広がりました」と片岡さん。これも、投資に伴って得られるプラス要素の一つだ。

売買手数料は大手ネット証券に比べるとやや割高だが、コストを細かく気にするほど投資に詳しくない初心者にとっては、1000円単位で買えるというメリットの方が大きいだろう。

例えば、日本株でも米国株でも「業績が伸びそう」と自分が思う銘柄を2~3つ選び、毎月1000円ずつ積み立てていけばいい。投資しながら業績の動向をしばらく見て、自分の見立てが正しそうなら投資額を増やすのもありだ。見立てが間違っていたと思えば、その株を売って別の銘柄を選び直す。そうして売買の経験を積んでいく。

3万円を用意し、日本株の30銘柄をひとまず1000円ずつ買ってみてもいい。どの銘柄が値上がり(値下がり)しているかを見比べることで、世の中の関心や社会、経済の動きが少しずつ見えてくるようになる。投資に臨む姿勢や考え方が自然と磨かれるはずだ。

(日経マネー 小谷真幸)

[日経マネー2017年11月号の記事を再構成]

日経マネー 2017年12月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


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