WOMAN SMART

キャリア

ヘッドハンティング 第一線で働く女性、次はあなた!

2017/9/26 日本経済新聞 朝刊

コニカミノルタの吉田明子さん

「あなたのキャリアに興味を持つ企業があります」。人材獲得競争が激しさを増すなか、第一線で働いている女性に新たな挑戦を求める企業の視線が熱い。最適な人をスカウトし転職へ導くヘッドハンティングで、輝く女性たちの姿を探った。

◇   ◇   ◇

■電機メーカーから小売店へ イケアの花見伊登子さん

イケア長久手で働く花見伊登子副店長(愛知県長久手市

「大人数で同じゴールを目指し、軌道に乗せるのは面白い」。家具販売のイケア長久手店は10月11日に開業する。異業種からスカウトされて副店長に就いた花見伊登子さん(41)は準備に大わらわ。国内外から集まった従業員らと笑顔で打ち合わせをこなす。

米国の大学で電気工学を専攻した。1999年、日本の大手電機メーカーに入社して以来、携帯電話に内蔵するカメラやビデオといったマルチメディア機能などの技術開発を担当した。海外の通信企業との合弁会社に出向し、現地に3年赴任。帰国後は本社の技術部門でリーダーや課長として商品開発プロジェクトの進捗管理などを担った。

長く働きたいと考えていたが、週末の仕事や出張が多く、周囲の男性には体力でかなわないと限界を感じた。と同時に「ここ数年、同じ事の繰り返し。違う仕事に挑戦したい」と思うようになった。昨年秋、「イケアで副店長を探しています」とヘッドハンティング会社からのメールを受け取り、心が動いた。

輝く目で誘うイケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライス社長は「一緒に働きたい」と思わせる人だった。新店舗開業の仕事は、前職の合弁会社のリーダーとして多様なメンバー一人ひとりと対話し、期限が迫ったプロジェクトを成功させた経験に通じる。17年の元日に入社した。

副店長として約450人の面接をこなし、店内レストラン・売店とカスタマーサービス部門の事業を担当する。収益管理は初めての業務だ。それでも「好奇心旺盛で、連帯感と熱意などの価値観を共有できる」とピーター・ハイネル店長は花見さんを評する。新店を軌道に乗せたら、次は「世界各地のイケアの店舗で働く」との目標ができた。

WOMAN SMART 新着記事

WOMAN SMART 注目トピックス
日経doors
婚活でやってはいけないこと 高学歴女子が陥りがち
日経DUAL
手軽なツールSNS 疲れずに仕事人脈をつくるコツ
日経ARIA
東川町に単身移住。不安、不便、不足だらけでも毎日
日経doors
『サードドア』著者バナヤン氏(下) 不安と友達に
ALL CHANNEL