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外国人も注目 VRエンタメ、新宿から世界展開目指す

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NIKKEI STYLE

再開発が進む東京都新宿区歌舞伎町に登場した、さまざまなVR(仮想現実)が体験できる施設「VR ZONE SHINJUKU」。9月には神戸にアクティビティーを限定して設置した施設もオープン。国内だけでなく、すでに開業している英国に続き、世界各国にVRアクティビティーを楽しめる施設を拡充していく。「旗艦」と位置づける同施設の役割と今後を責任者に聞いた。

商業施設としてのVRの可能性

VR ZONE SHINJUKUはバンダイナムコエンターテインメントが2019年3月までの期間限定で運営する施設だが、『ドラゴンボール』『マリオカート』『エヴァンゲリオン』といった有名作品をテーマにするなどさまざまなアクティビティーが楽しめるとあって、外国人観光客も巻き込み、盛況を見せている。

同施設の前身は、2016年4月から10月にかけて同社が東京・お台場でオープンしていた「VR ZONE Project i Can」だ。アクティビティーの中には、共通するタイトルもある。同社のVR部ゼネラルマネージャー・柳下邦久氏は「両施設ともVR技術の実験的施設」と位置づけるが、一方で、新宿の施設は「お台場の単純な拡張版ではない」とも語る。

「お台場では、VR技術そのものの可能性を探るのが目的でした。今回の新宿では、そこから一歩発展させて様々なチャレンジを行い、VRエンターテインメントの可能性を広げていくことが、ひとつのテーマとなっています」

メディアでは頻繁に取り上げられるVRだが、エンターテインメントとして本当にビジネスになるのか。商業施設としてのポテンシャルを測るには、新宿は絶好の立地だといえるだろう。ただ前例のない試みのため、売り上げなどの数値目標は、実際に運営を進めながら模索している段階だという。

より広いVRエンターテインメントを探る

入場してすぐ目に入るのが、大きな樹木がそびえるパブリックスペース「センターコア」。主なVRアクティビティーは、その横にある階段を上った2階に設置されている。

ここでアクティビティーを体験するユーザーは、ヘッドマウントディスプレー(HMD)をはじめとする機器類を体に装着し、仮想現実の世界に入る。

任天堂の人気シリーズをテーマにした『マリオカートアーケードグランプリVR』では、キャラクターになりきりコースを走ることができる。ハンドルやアクセルを動かすだけではない。ユーザーは両手に付けた操作機器を通して、ゲーム内で風船をつかみバナナなどのアイテムを手に入れることができる。つかんだアイテムは従来のゲームと同じように横を走る対戦相手にぶつけたり、遠くへ投げたりするだけでなく、後ろを走る相手に向かっても投げることができるのはVRの世界ならではだ。

面白いのが、アクティビティーの中にHMDを使用しないものもある点だ。

たとえば1階に設置された『ナイアガラドロップ』では、プレーヤーはハンドルにつかまった状態で、高さ7メートル、傾斜84度の壁をつり上げられていく。周囲にはプロジェクションマッピングで滝の映像が映し出されており、プレーヤーは自らハンドルから手を離し、滝つぼへ落ちていく。「ゴーグル型のデバイスから世界をのぞき込むだけではなく、『ナイアガラドロップ』のように、全身で体感できるコンテンツの可能性も探っていきたい」と柳下氏。実際に体感するアトラクションとVRという組み合わせが何を生み出すのかも興味深い。

世界中のVR施設の旗艦に

館内を見て気づくのは、外国人の姿が多いことだ。施設が新宿、しかも歌舞伎町という人気スポットにあり、周囲にビジネスホテルが立ち並ぶことから、外国人観光客の関心も高いという。確かにゲームとVRという組み合わせは、多くの外国人観光客にとって、わかりやすい「クールジャパン」体験といえるだろう。実際、アトラクションは言葉がわからなくても楽しめるものが多い。

柳下氏は同施設を「旗艦店」と位置づけた世界展開を考えている。

「今後は『VR ZONE Portal』という施設名で、世界各国にVRアクティビティーを楽しめる施設を拡充していきます。8月21日にはその第一歩として、『VR ZONE LONDON』を英国でオープンしました」

VR ZONE Portalは、アクティビティーの一部を体験させることで、ユーザーを新宿へ導く役割を期待されている。国内でも9月20日にアミューズメント施設「namcoイオンモール神戸南店」に併設する形でVR ZONE Portalをオープン。ここでは4つのアクティビティーが設置されている。大型アトラクションと異なり、大規模な工事をせずにアクティビティーを「入れ替え」たり「店舗移動」したりできるのもVRエンターテインメントのメリットだろう。今期中に国内外で20店舗以上のVR ZONE Portalを展開していく予定だ。

国境と言語を超える

期間限定のVR ZONE SHINJUKUが現在の場所で運営するのは2019年3月まで。「商業施設として大きな利益を上げるには時間が足りない」と柳下氏はいう。だがVR技術は急速に進化しているのも事実だ。

「将来的には、世界中のVR ZONEをつなげていきたい。時差はあるけれど、VR技術により新宿にいながらにしてロンドンの友人と交流できるような。ネットワーク環境の整備など課題も残されていますが、一過性のブームではなく、私たちの試みから国境や言語を超えたVRエンターテインメントの空間を創り上げていければと思います」

(ライター 金子修平)

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