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「うんこ漢字ドリル」 大ヒットは東海高の縁 山本周嗣・文響社社長が語る(上)

2017/9/25

文響社の山本周嗣社長

国公立医学部合格者数10年連続日本一を誇る中高一貫の男子校、私立東海中学校・高等学校(名古屋市)。卒業生の一人に、ベストセラー「うんこ漢字ドリル」の出版元、文響社(東京都港区)の山本周嗣社長(41)がいる。「ドリルが大ヒットしたのは、実は東海での縁のおかげ」と明かす山本氏に学校での日々を聞いた。

「うんこ漢字ドリル」は同級生とともにつくった。

「うんこ漢字ドリル」を一緒につくることになる映像クリエーターの古屋雄作や、長年のビジネスパートナーで「夢をかなえるゾウ」などのベストセラーを書いた水野敬也も、東海で過ごした時間が才能の開花につながったのだと思います。

東海の同窓生は、他の学校に比べて絆がとても強いように感じます。「うんこ漢字ドリル」も、まさに同級生の絆の強さによって生まれました。そうした絆を強めているのは、ユニークな学校行事にあると思っています。

中でもおそらく、みんなの印象に一番強く残っているのは、「水練会」でしょう。中学1年の夏に三重県の海で行う臨海学校のことで、全員がふんどし姿で遠泳します。遠泳もきついですが、ふんどしを締めるという体験も、あの時が最初で最後でした。そうした不思議で強烈な体験をすることで、強い仲間意識が芽生えるのだと思います。

卒業生には、元首相もいれば、著名な医師や企業家、文化人も名を連ねる。元プロレスラーまでいる。

いろいろな分野で多くの卒業生が活躍しているのは、学校の教育方針もあると思いますが、それ以上に生徒数の多さが影響していると個人的には思います。

東海は、私が在籍していた当時、中学が1学年約400人、高校は高校受験で入った100人を加えて1学年約500人というマンモス校でした。分母が大きければ、その分、生徒の個性も多様になります。そこに、自主性を重んじる校風がうまく作用し、生徒の個性や長所がさらに伸びる。結果的に、秀でた才能を発揮する人材を様々な分野に輩出することになるのではないでしょうか。

東海地区では数少ない私立の進学校なので、愛知県内ばかりでなく、近隣の静岡や三重、岐阜などからも優秀な生徒が大勢集まってきて切磋琢磨します。それも、多くの分野で卒業生が活躍する理由の一つだと思います。

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