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ポイント賢者への道

マイルをためて家族旅行 付与マイル数は条件で変化 ポイント賢者への道(30)

NIKKEIプラス1

2017/9/27

PIXTA

 多くの企業がポイントプログラムを導入する中で筆者が優先して活用しているのが航空会社のマイレージ(マイル)です。ANAとJALのマイルをためて毎年、家族5人での旅行に使っています。マイルは上手に活用すれば極めて割の良い特典である半面、知識を欠くと無駄にしやすい難しさもあります。今回からマイルについて連載します。

■基本は飛行距離に応じて付与

 仕組みをおさらいしておきましょう。搭乗した飛行距離に応じて付与されるのがマイルの基本形です。「フライトマイル」とも呼びます。JALマイレージバンクを例にすると、通常の条件で羽田―新千歳間に往復搭乗して得られるマイル数は1020。羽田―那覇間だと1968です。国際線では成田―ホノルル間が7662、成田―ロンドン間が1万2428です。

 ためたマイルは「特典航空券」に交換できます。国内線の中でも飛行距離が短い羽田―秋田間の往復の航空券に換えるのに必要なマイル数は1万2000。成田―ロンドン間を1回往復すれば獲得できる数です。

 このように基本的な仕組みは単純ですが、いざ利用しようとすると、その複雑さに戸惑う人もいるでしょう。付与マイル数が条件により大きく異なるためです。搭乗クラスや搭乗運賃、会員ステータス、提携クレジットカードの保有の有無などによって変わります。

■ファーストクラスは3.5倍も

 成田―ロンドン間でみてみましょう。年間の搭乗回数が多いダイヤモンド会員が、ファーストクラスに乗って得られるマイル数は通常の約3.5倍です。一方、普通会員がエコノミーでマイルのたまるパッケージツアーを利用した場合は通常の2分の1。往復6214マイルなので、国内の近距離区間でもまだ特典航空券への交換に足りません。次回はマイルを上乗せするのに効果的な「ショッピングマイル」を取りあげます。

菊地崇仁
 北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2017年9月23日付]

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