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旭山動物園、坂東元の伝える命

鳥インフルエンザに潜む危険 野生動物の獣医師育成を

2017/9/24

9月になり日本最北の旭山動物園は紅葉が始まっている(桜井省司撮影、提供:株式会社LEGION)

9月も中旬になり、秋の色が目立つようになってきました。北海道には常緑広葉樹、一年中緑の葉が茂る広葉樹がほとんどないので、紅葉が終わると葉が落ち枯れ木のようになります。一気に命が休眠状態になったような寂しい気持ちになります。そんな中エゾマツなどの針葉樹の緑が輝いて見えます。山を見ると点々とあるいは人工林がパッチワークのように彩りを添えます。

旭川空港では、本州からの便は大雪山系を右側に見ながら富良野、美瑛まわりで着陸することが多いのですが、窓から見える景色は春夏秋冬ともに絶景です。日本の空港の機窓(車窓?)ではナンバーワンだと、僕はつねに思っています。旭川便に搭乗の際は、進行方向右側の席にぜひ!

さて秋になると、もう毎年のことですが高病原性鳥インフルエンザのことが気になります。昨シーズンはとうとう、恐れていた動物園での発生が秋田市の大森山動物園、名古屋市の東山動植物園で起きてしまいました。動物園の動物のほとんどの種が、感染症に関しては法律の外にあります。農林水産省は家畜伝染病予防法でいう家畜・家禽(かきん)しか対象としません。厚生労働省は人と動物の共通感染症であっても、人しか対象にしません。家畜でもなく野生個体でもなく、飼育下の野生種ということで、動物の愛護及び管理に関する法律なら環境省の管轄ですが、感染症に関しては法的根拠を持ちません。

キングペンギンが高病原性鳥インフルエンザに罹患(りかん)しても、各省庁や都道府県と協議の上、治療対象とするのか殺処分するのかの最終決定は、動物園が下すことになります。発生してみなければ、どのような対応になるのか分からないのが現状でした。家畜家禽ならば、治療対象とはせずに殺処分なのですが……。

着地点が分からないから、具体的な防疫についてもどこまでを求められるのかが見えず、踏み込んだ獣舎の改修などの対応ができかねていました。養鶏場ならば全羽淘汰、関わった人についても一定の監視体制があったりしますが。発生した動物園のご苦労は察してあまりありますが、先行事例が発生したことで結果として、対応策が見えてきました。

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