スーツに比べて個性的な装いを楽しめるビジネスカジュアル。ただ、服選びの選択肢が広がる分だけ通勤時のコーディネートに困っている人も多いはずだ。そんな時は色数を絞ろう。「3色以内」を目安に、色調を微妙にずらしながらグラデーションさせると簡単にまとまる。
《気をつけるべき3つの色使い》
■メインアイテムは使いやすい色に
上着やパンツなど、着こなしのメインとなる大物は、ネイビーやグレー、ブラウンなど、基本色に。柄モノの場合でも、ベースの色が基本色なら合わせやすい。
■暖色、寒色を使い分けるとまとめやすい
ジャケパンなどで、上半身が暖色の場合、下半身は寒色でメリハリを効かせると上手くまとまる。スーツの場合、暖色・寒色どちらか一方でのグラデも綺麗だ。
■ワントーンは濃淡でメリハリをつける
紺のグラデーション(【2】を参照 )のように、ジャケットの色を軸にシャツを淡く、パンツを濃くすると上手くまとまる。大物の色を軸にして濃淡でメリハリを付けよう。
《きちんと見える5つの実例》
【1】 ジレをポイントに、きちんと感を保つ
チェックジャケットのブラウンを軸に、明るい同系色のニットベストを差し込む。寒色系のブルーシャツの分量を減らすと、秋冬らしい温かみと同時に、かしこまった印象が増幅される。万能色のグレーパンツもメランジ調なら、ウォーム感もさらに高まる。
こんなシーンに…
・上司を交えたミーティング
・夜のカジュアルなパーティ
【2】 濃紺デニムで機動性を高める
紺ジャケットの色味を軸に、全身をブルー系のグラデーションでコーディネート。起毛感のある淡いブルーのフランネルシャツが、温かみと優しい印象を与える。カジュアルな印象のデニムも濃紺なら、オフィス内でも浮かない。小物はすべて黒で締める。
こんなシーンに…
・部下とのミーティング
・オフィス内で軽作業がある
【3】 無地ニットで締めて落ち着きを表す
チェックジャケットの紺をベースに、濃紺のモックネックタートルで上半身をグラデーションさせる。軽やかなベージュパンツとのつなぎに、温かみを感じさせるブラウンレザーの鞄を差し込む。メリハリを効かせながら、優しく上品な雰囲気を演出できる。
こんなシーンに…
・仲間内のカジュアルミーティング
・ホテルでのランチ会