powered by 大人のレストランガイド

肉と日本酒の「最適」を追求 微妙な温度差にこだわる

2017/9/25

東京・JR五反田駅西口から徒歩2分。2017年5月、数々の飲食店が軒を連ねる目黒川沿いの一角に「肉料理 それがし」がオープンした。同店は、恵比寿・五反田エリアを中心に日本酒のおいしさを再提案する人気店「酒場 それがし」や「鳥料理 それがし」などの姉妹グループ店で、働く30代~40代の男女を中心に絶大な支持を集めている。

Summary
1.日本酒にこだわる飲食店グループが「肉料理×日本酒」の新店をオープン
2.A5ランクの黒毛和牛を使った肉料理は逸品ぞろい
3.お薦めは日本酒。スゴ腕の「飲まし手」が温度帯にまでこだわって提案

同店では、昨今空前のブームとなっている「肉」、それも和牛をキーワードにしているというから期待が高まる。

場所はグループ店の「鳥料理 それがし」からすぐ近く。ビル2階部分にある小さな看板が目印だが、店名は書かれていない。グループ店のトレードマークであるスタイリッシュなしめ縄模様を探してみて。

前菜のお薦めは、透けるほど極薄にスライスしたローストビーフ

それでは、「肉料理 それがし」の肉料理の世界を紹介しよう。メニューは「前菜」「肉」「酒菜」「ご飯」「甘味」の5つのカテゴリーで構成。

まずは「前菜」から。ぜひとも味わっていただきたいのが「ローストビーフ 卵黄ダレ」(写真上)だ。

ローストビーフといえば、肉厚にスライスした1枚肉に、グレービーソースとホースラディッシュを添えて、メインディッシュとして食べることが多いだろう。しかし同店では、生ハム専用のスライサーを使って、ローストビーフを1.5ミリほどの極薄にスライスしてしまう。

その薄さは、箸で持ち上げてみれば一目瞭然。ヒラヒラした肉のドレープと光の通し具合から、いかに極薄スライスなのかがお分かりいただけるだろう。

このローストビーフに使用するのはモモのなかでも最も軟らかく、味の濃いランプ肉。肉は産地やランクにこだわらず、当日最も状態の良いものを仕入れている。

特製のタレはしょうゆベースの甘辛味で、卵黄とニンニクを使用することでコクを出しながら、全体としてはすっきりと仕上げてある。自家製ダレに絡まった極薄の肉はまるでシルクのように滑らかで、スルスルと体に入っていく。1枚、また1枚と、後を引くおいしさだ。

メールマガジン登録
大人のレストランガイド
メールマガジン登録
大人のレストランガイド