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ピコ太郎を3分アニメ化 古坂大魔王が語る企画の真意

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『PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)』で一躍時の人となったピコ太郎。『NHK紅白歌合戦』出場、サマーソニック出演と、次々に目標を達成してきたが、今度は『ピコ太郎のララバイラーラバイ』でアニメに登場する。『マッチ売りの少女』や『赤ずきん』など、名作絵本の世界に迷い込んだピコ太郎の夢を、3分の映像で見せるものだ。

『ピコ太郎のララバイラーラバイ』の声の出演はピコ太郎1人がこなす。監督は短編アニメ『森の安藤』で数々の賞を受賞した谷口崇、制作は『秘密結社 鷹の爪』のDLEが手掛けている。

企画したのは、ピコ太郎のプロデューサーである芸人の古坂大魔王。実はアニメ化も目標の1つだったそうだ。「ピコ太郎がツイッターを始めるときに、『地球征服』ぐらいのくだらない野望を掲げようと。『PPAP』って訳の分からない1分の曲で、CDも出してないのに、紅白とサマソニを目指すなんてありえないじゃないですか。そこと同列に、アニメ化もあったんです」(古坂、以下同)。

というのも、「アニメ化されることは売れたという大きな指標になる」と考えていたから。米カートゥーンネットワークで第3シリーズまで制作された、PUFFYをモチーフにした子ども向けテレビアニメ『ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ』(2004~07年)が頭にあった。

一方、古坂の芸人としての原点は、『ついでにとんちんかん』や『やっぱ! アホーガンよ』といった80年代の4コマギャグマンガにあり、好きだったザ・ドリフターズやとんねるずは、変なキャラクターで笑わせる芸風と、音楽もやっていることが共通していた。古坂もお笑いと音楽を両立させたいと模索するなかで、ピコ太郎を発掘。アニメにはテーマ曲があり、自分のやりたい方向性と相性の良さは感じていたのだとか。

では、どのように作っていったのか。同作には台本がなく、アニメーション作成より先に音声を収録するプレスコ形式を採用した。谷口監督のラフイラストを基に、ピコ太郎が3分の物語を即興で作り上げて収録している。

即興で録り直しはなし

「僕もアニメは好きでよく見ていますが、脚本が見事ですし、プロの声優さんと一流のアニメーターさんが数多く携わる作品には、とてもじゃないけどかなわない。また、監督の谷口さんも僕も、これまで0から1を生む『ゼロイチ』を業界の端っこのほうで1人でやってきたので、どちらかが台本を作るという行為もしっくりこないし、ピコ太郎にあらかじめ用意したセリフを言わせるのも嫌だったので、そんな手法を取りました」

内容は、誰もが知っている絵本をモチーフにしている。これは、「EDMが流行していますが、ピコ太郎は80年代のシンセサイザーの音で受け入れられた。だから、アニメも裏をいき、紙芝居風のあまり動かないものにしました」とのこと。ただ、設定まで変わっていると本当に分からないものになってしまうため、題材は童話から持ってきたそうだ。

「大切にしたのは、発想が生まれた瞬間」。ピコ太郎は収録日の当日に、谷口監督が描いた様々な作品の1シーンに自分が映り込んでいるラフイラストを見て、録音ブースに入る。「写真で一言というか、長い大喜利」なのだとか。

「オチまできちんとしゃべり、録り直しは一切していません。編集して総集編にするのではなく、ナンバー1のセンテンスだけを残すというやり方です。一発録りなので、未完成な言葉とか倒置法がやたらと多いんですよ(笑)。でも、キレが悪いからこそ、『コイツ、今いけると思ったんだな』っていう瞬間が体感できると思います」

コントでは空は飛べないし、犬もしゃべらない。しかし、絵であれば何でも描ける。谷口監督と出会えたことも、古坂にとって大きな収穫だったと言う。

「アニメは舞台を自由に設定できますし、世界を狙えますからね。絵が下手な僕が谷口さんと出会えたことで、今後の可能性は相当広がったと思います」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2017年9月号の記事を再構成]

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