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グリーンピースご飯は西日本の味? 全国各地の豆事情

枝豆そら豆お豆さん(1)

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NIKKEI STYLE

今回からテーマは「枝豆そら豆お豆さん」である。

私の豆体験を書くなら、まずピースご飯であろうか。グリーンピースといっても国際的な環境保護団体ではない豌豆(えんどう)のグリーンピースを炊き込んだご飯である。品種はウスイであったろう。母を手伝って緑も鮮やかな莢(さや)を開き、まん丸な若実を取り出したことを思い出す。塩をちょっと加えてご飯とともに炊くのだが、小さいころからこれが好きであった。

大阪で単身赴任していたころ、土曜日はよく近所の大衆食堂で昼飯を食べた。その店はおかずバイキングをやっていたのと、ご飯が白米か豆ご飯か選べるのがうれしかった。その豆ご飯というのがピースご飯である。当然、行くたびに豆ご飯をいただいた。

ところが東京に戻るとピースご飯にはめったに遭遇できなくなった。常備しているお弁当屋さんは1軒しか知らない。

東日本にはピースご飯文化が希薄なのであろうか。それとも別の豆を炊き込んだご飯が存在するのだろうか。

家でも作りたいのだが、末の娘がグリーンピース嫌いなので断念している。とてもだんねんである。

デスク …。

いかり豆というのは凶器である。なんですか、あの硬さは。何が目的であんなに硬くなっているのか。理由を言いなさい!

春の節分のときに「福は内 鬼は外」と言って撒く豆は大豆? それとも殻つき落花生?

ぜんざい(田舎しるこって言うなー)に使うのは小豆? それともササゲ?

とこのように、豆をめぐっては様々な問題があろうかと思う。旅行に行った先や、久々に帰省したふるさとで、豆に思いを巡らせていただければ幸甚である。

丹波の黒豆に関して何通かいただいている。その中から。

ご意見 この時期のお豆さんと言えば一番は枝豆ですね。特に丹波黒豆の枝豆とビールや酒との相性は抜群です。全国的に知れわたった感のある丹波黒豆ですが、関西に住んでいてもこの枝豆に出合うのはほんとに稀でしたから、見つけたらすぐに買ってきて、湯がく前からビールを傾ける始末です。
 大豆の種類は豊富ですから、枝豆でおいしいご当地大豆が色々あるのでしょうね(豊下製菓の豊下さん)

ご当地大豆というか、こんな枝豆があるそうな。

ご意見スーパーで買う枝豆というとだだちゃ豆が人気のようですが、それよりももっとおいしい「越後ハニー」という品種の枝豆があります。夫の母が畑で育てて送ってくれます。ゆでている時から濃厚な香りがただよい、母の話では近所の方におすそ分けすると、枝豆をバターで炒めたのかと言われるそうです。
 越後ハニーを食べた後でふつうの枝豆を食べると物足りませんが、昨年これでずんだ餅を作ったらおいしくありませんでした、当然か。越後ハニーネタで盛り上がらないかなあ(さとにゃんさん)

なんか凄そうな枝豆である。ウーロンハイに合うかな。どこで手に入るんだろ。デスク、食べたくない?

デスクはぁはぁ 食べたい、食べたい、食べたい。

スナックえんどうかスナップえんどうか。そして「とまめ」。

ご意見スナックえんどうってご存じですか? じゃ、スナップえんどうは? ええ、お察しの通り、同じ物です。
 昔、品種の出始めのころ(実家で自家用に作り始めたのが15-20年前だったと思います)には、専らスナックえんどうと呼ばれていたものでした。当時は、農家が面白がって自家用に作って食べたりしてるだけのマイナーな品種で、市販されてる姿は見ませんでした。農家の間では一世風靡(?)したんですけどねー。
 そのまま手軽に食べられる、サクサクとした食感のオヤツにもなるおいしい莢(さや)豆くらいの意味での「スナック」ととらえていたのですが、その後何年もたってようやく店頭に並ぶようになると、「スナップ」えんどうとして売られているのです。アリャ、なんじゃこりゃ。
 私の知る都会では、ほとんど「スナップ」になっちゃってます。スナップえんどうの一品種がスナックえんどうだとかいう説明もあるようですけど、ホントかどうか知りません。
 実家では今でも「スナック」。浅めに塩ゆでして塩ふって、莢が甘くて、ただそれだけでひたすらオヤツです。巷ではマヨをつけるのが好まれているようですが、反マヨ同盟としては、それは許されないのだ(ちろこ@札幌%帰省中@和歌山さん)

そうそう、近所のスーパーでも「スナック」派と「スナップ」派に分かれていて、これはどうしたものかと思っていたが、要するに同じもの。スナックがスナップに変化したということらしい。納得。

ご意見故郷和歌山の有田で「とまめ」というおやつがありました。そら豆を炒ったものが売られていただけですが、方言でそう呼んでいるだけでしょうか。
 今でもビールなどのおつまみとして、名も知れず「とまめ」はよくあられやおかきなどにひっそりと入っております。和歌山だけなのか? それとも、全国的にあるものなのか? わかりません(中井さん)

同じ和歌山出身のちろこさんからのメールにも「とまめ」に触れた部分がある。そこを抜書きする。

ご意見 そら豆は和歌山では年寄りが「とまめ」と呼びます。農家ですので自家用でもやはり最盛期にはえげつなく大量に採れ、あり得ない量を薄味にだしとしょうゆで煮て食べたりしますが、基本的に薄皮は食べませんね。外しながら中身だけを食べる。

ということで、そら豆は和歌山では「とまめ」。

ローカルという点では讃岐のしょうゆ豆も。

ご意見一番好きな豆はと聞かれれば、「香川のしょうゆ豆です!」とキッパリ答える私。そらまめを炒った香ばしさ、ほの甘いしょうゆの素朴な味わい、黒光りするその立派な姿、惚れ惚れします。先日、上司が香川に出張すると聞いて「お土産はしょうゆ豆でいいです」と婉曲的に要求して買ってきてもらったので、会社の冷蔵庫に入ってるんですよ。そう思っただけで幸せ(小島さん)
ご意見 5月に四国に行ったとき「しょうゆ豆」という物を知りました。そら豆を皮付きのまましょうゆで煮てありました。皮を剥いても、そのままでも食べられますとのことで、私はそのまま食べてみました。なかなかおいしかったのですが、そら豆を皮付きのまましょうゆで煮て食べるというのにはビックリしました(横浜歴36年の中村さん)
ご意見 高松に下宿した折、おかずとして讃岐名物のしょうゆ豆がよく出ました。炒ったそら豆をしょうゆベースのタレに漬け込んだもので、甘辛くて硬く、お茶請けにもあいますが、皮もついた状態で食卓に上るため取り除いて食べるのか否かわからなかったのでそのまま食べていました(粕取り焼酎愛好家さん)

しょうゆ豆は会社の近所の讃岐うどんの店に酒の肴として置いてある。その店に行けば「たい天」とともに必ず食べる。メールを拝見していると「煮る」タイプと「漬け込む」タイプがあるようだが、現地からのさらなる情報をま豆(とう)。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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