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なやみのとびら、著名人が解決!

体がっちりでも実は文化系 女優、ミムラさん

NIKKEIプラス1

2017/9/14

女優、エッセイスト。埼玉県生まれ。2003年テレビドラマ「ビギナー」で主演デビュー。現在、毎週金曜日放送のドラマ「この声をきみに」(NHK総合・全8回)に出演中。

 体つきががっちりしているので、スポーツをやっていたように思われてしまいます。体力があるだろうと勝手に思われたり、体育会系だと勘違いされたり。でも実は文化系なのです。どうすれば誤解されずに済むのでしょうか。(大阪府、30代、男性)

 これは多いお悩みでしょうね。多くの方は、見た目と中身が違います。そこが魅力にも映るのですが。

 体格の良さから周囲へ誤解が発生していると感じていらっしゃるようですが、誤解されて何が困るのか。「体力が必要なことを任される」「体育会系のノリを求められる」「体育会系だと思われること自体が不本意」というあたりでしょうか。

 大前提として、体格がよいことは「生物学的優位」です。この点、相談者さんは大いに恵まれているわけですから、自信を持ってくださいね。

 その上で、相手目線で考えてみてください。世の中にはいろんな人がいます。文系・理系を分けるとき、まずは数学ができるかどうかで分けますが、逆にいえば、理由はそれだけ。人として分類するにはあまりに大ざっぱです。実際、先端に行けば行くほど、文系理系の特性は無関係といいます。

 そんなことで人を区切って接してくる人とは、距離をおくことです。見た目だけで判断する人は、側に置くと多数のトラブルを招き危険、と考えるとよいと思います。

 体育会系のノリについてはどうでしょう。日本はトップダウンが多く、その代表格が年功序列の体育会系です。精神的に迎合するかはさておき、頻繁に降りかかるものには、それなりに対応できた方が楽だろうと思います。

 会社などでの避けられない関係は、無難にこなしましょう。ありのままの自分はごく親しい人にだけ見せ、その他は「働くのに適した人」を演じて賢く振る舞うのもよい手です。

 最後に、あるように見える「体力」。これは実際につけてしまったらいかがでしょう? 身体的な問題がない限りは、生き物である以上、体力はあって困るものではありません。

 作家や漫画家、学者でも「頭脳労働だからこそ、集中してこなすには体力が必要」と考え、日々のマラソンや水泳を日課にしている方々がいらっしゃいますよね。撮影現場も同じで、役者も含めタフな人しか残れません。疲労に飲みこまれず、精神的・肉体的ミスが減りますから、起用する側も安心なのです。

 相談者さんは頼もしいと思われている。これって喜ばしいことではないでしょうか?

 あなたの悩みをサイトにお寄せください。サイト「なやみのとびら」(https://www2.entryform.jp/tobira/)から投稿できます。

[NIKKEIプラス1 2017年9月9日付]

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