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サッカー台湾代表の夢 文武両道支えた慶応SFC 時国司オービス・インベストメンツ社長が語る(上)

2017/9/11

オービス・インベストメンツの時国司社長

 創立25年ながら、慶応義塾大学付属として高い人気を誇る慶応義塾湘南藤沢中・高等部(SFC、神奈川県藤沢市)。同校出身で、英系投資ファンドのオービス・インベストメンツ(東京都千代田区)を率いる時国司社長(36)は、在学中にサッカーの台湾ユース代表として活躍、その後のキャリアを大きく左右した。時国氏は「今があるのはSFCのおかげ」と話す。

 中学受験したのもSFCを目指したのも、自らの意思だった。

 父親が台湾人、母親が日本人で、台湾で生まれましたが、1歳半の時に日本に引っ越してきました。

 地元のクラブでサッカーを始めたのは小学1年の時。小4の時にJリーグが発足するなど、サッカー人気が盛り上がっていた時期で、私もサッカーで台湾代表になるのが夢でした。ただ、プロの選手になることは念頭になく、将来はビジネスマンになるつもりでいました。

 この現実的な考えには、自分の置かれていた環境も影響していたと思います。父が経営する会社が軌道に乗るまで、一家の生活はけっして楽ではなく、日本に来た当時はケーブルカーが通るたびに揺れるような古いアパート暮らしでした。幼心に、大人になったら生活の苦労はしたくないという思いが強かったのだと思います。

 ビジネスで成功するには勉強が大事だと思い、自分から親にお願いして日能研に通い始めました。小4からは週末も塾だったので、サッカーは一度やめました。

 ただ、台湾代表の夢を捨てたわけではなく、どうすれば高いレベルでサッカーと勉強を両立できるか模索。見つけた答えが、中学受験して大学の付属校に入ることでした。付属校に入れば、受験勉強から解放され、自分が必要と思う分野の勉強をしながらサッカーに打ち込めると思ったからです。それで、英語とIT教育に特長を持つSFCを目指すことにしました。

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