
軽量で安価なドローンの普及によって、空撮写真の新境地が開かれた。ドキュメンタリーと抽象アート、それに目がくらむようなスリルが一緒になったような写真を、わりと低い高度から撮影できるようになったのだ。
「誰もが、上空から撮った写真に魅了されています。その理由はおそらく、人類が常に空飛ぶことを夢見てきた理由と同じでしょう」と語るのは、ドローン写真の愛好家が集まるオンラインコミュニティー「Dronestagram」のマネージングディレクター、ギヨーム・ジャレット氏。Dronestagramは最近、サイトに投稿された中から250枚以上の特に素晴らしい写真を選び出し、「Dronescapes」という1冊の本にまとめた。
「みんな、飛行機に乗ると、窓にかじり付いて眼下の景色を眺めますよね。衛星写真やGoogle Earthなどのアプリが登場したおかげで、私たち現代人は世界を見下ろすことに慣れてしまいました」とジャレット氏は話す。「しかし、ドローン写真は世界の見方を変えてくれます。地上や建物が間近に迫る低空から、空飛ぶ鳥のように世界を見下ろすことができるのです」



巨大な滝、半透明のドーム、リオのあの像も! 次ページで、ドローン絶景写真8点をまとめて紹介しよう。