百貨店やセレクトショップの店頭はすっかり秋冬物に切り替わった。ファッションのプロたちはどんなアイテムに注目しているのか。今秋の楽しい買い物計画のヒントになるよう、一推しの一品とその着こなし術を聞いた。前編はジャケットとパンツを取り上げる。後編「気品を醸すペイズリー柄 英国調スーツとも好相性」と合わせて参考にしていただきたい。
〈ルイジ・ボレッリのダブルジャケット〉 「クラシックとモダンが融合したこちらは、厚めのフランネル素材ながら、抜群の着心地を誇ります。そしてマイクロチェック柄が印象的で、トーンが異なる柄が都会的な表情を醸し出ています。ワントーンでシックに着たいですね」 14万円(バインド ピーアール) ドゥエア・インク 営業 手塚直樹さん
〈トゥモローランドのチェックジャケット&ジレ〉 「英国回帰の流れで、シックな色合いが多い中、大胆なチェック柄に惚れました。ブラウンのギンガムチェックシャツに、同系色のタイ、パンツでヴィンテージ風に」(9月中旬発売予定)。 ジャケット5万9000円、ジレ2万3000円(以上トゥモローランド新宿高島屋店) 高島屋新宿店 シニアマネージャー兼ストアバイヤー 洞内 浩さん
〈ティト・アレグレットのジャケット〉 「日本人向けのパターンを駆使したジャケットは、パッドなしの仕様なのでストレスのない着心地です。落ち着きのあるブラウンなので、スエードのダブルモンクやクラッチバッグ、パンツも同系色でまとめれば、大人の品格を醸し出せます」 11万9000円(フィルム) フィルム ショップディレクター 中島雄太さん
〈ジャブス アルキヴィオの阪急メンズ限定ワンプリーツパンツ〉 「ブランド定番のワンプリーツのテーパードパンツは、ウールとカシミヤを混紡した阪急メンズ限定品。カシミヤならではの光沢感がよく、ジャケットでもニットでも馴染む優秀さで、ドレス&カジュアルの両方で使える点が魅力です」 2万7000円(阪急メンズ東京) 阪急メンズ東京 サードスタイル バイヤー 柴田力嘉さん