グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

食べ物 新日本奇行 classic

北は「なんばん」南は「こしょう」 唐辛子の呼び方 辛いもん(6)

2017/9/10

 さて、辛いモンも回を重ねて6回目。最終回である。

 べろの用意はいいですか? 行きますよー。

ご意見 イギリス駐在中にインド料理に洗脳されました。インド料理で辛い代表としてメニューにのっているのはヴィンダルー(vindaloo)で、これでも辛さ以外の味はわからず、大量の汗が噴出し完食できるころにはお腹がグルグルいいだし、翌日は別の場所でヒリヒリ感を味わえるという優れもの(失礼)です。
 一度イギリス人の同僚に連れられメニューにないけどこれ食べてみろ、と言われて出されたカレーが殺人的でした。その名をファー(スペルわかりません)といい、ルーはただただまっ赤っかのペースト、辛いものがわりと得意なわたくしでも全身汗だくになりながら3分の1ほど残してギブアップせざるをえませんでした(翌日の惨状は推して知るべしです)。それ以来、日本からいたいけな出張者が来るたびに食べさせ、翌日廃人状態に追い込んで屈折した喜びを感じていました。
 UKのどのインド料理レストランでもメニューには載っていませんが、「ファーくれ」といえば、間違いなく薄笑いを浮かべながら注文に応じてくれますのでぜひ一度お試しを。たぶん国内のインド人経営のお店でもOKでは?(自分では二度と試さない根性なしさん)
本格インドカレー=PIXTA

 辛いモンは2度痛い。どっちの痛さもいやなのよ。

デスク想像しながら 2度目の方が、より快感だったりして…。

ご意見 国によって「辛い」の基準が違うというコメントがありましたが、スリランカに駐在していたころ、インド人の同僚が「スリランカ料理はスパイシー過ぎて苦手」と言ってました。辛いではなくスパイシーだそうです。
 それでスリランカ人の同僚を入れて協議した結果、「いちばん辛いのはタイ料理」だそう(これは「辛い」そうです)。最初は彼らのコメントに???でしたが、住んでいるうちに何となく日本人の言う「辛い」がいろんなパターンであることに気がつきました。
 以前勤めていた会社(食品会社)で味覚テストなるものが行われておりました。味覚の鋭い人は製品開発時点での味の評価をするパネルメンバーになるのです。その説明の中で「インド人は7つの違う辛さを味わい分ける」と言うコメントがありました。
 その代わり「うまみ」とか「えぐみ」はインド人には味わい分けることができないそうです。「辛み」は奥が深い(きんさん)
スリランカカレー=PIXTA

 アジア辛味サミット。世界最強の辛味国はタイか?

 私は「7色の辛味」を味わい分けられる数少ない日本人かもしれない。死ぬほど辛い、気が遠くなるほど辛い、腹が立つほど辛い、デスクに押し付けたくなるほど辛い、前の人の首を絞めたくなるほど辛い、金を払わずに帰りたくなるほど辛い、「お母さーん」と叫びたくなるほど辛い、ウーロンハイをバケツで飲みたくなるほど辛いというものである。

 あれ? 8色ある? どうして?

デスク腕組み うーん、僕はきっと全部いっしょの辛さなんじゃないかと思う。

ベティー隊員 「店に向かって『ばかばかばか』と言いたくなるほど辛い」というのも加えたらどうですか?

デスクが中国で食べた火鍋
ご意見 中国で食べた激辛の鶏の唐揚について報告します。食べた場所は湖北省の武漢です。湖北省の料理はそう辛いものではありませんが、一部のレストランには隣の四川省の料理もあるのです。
 辛い唐揚といっても、辛いたれがかかっているわけではありません。ラー油で揚げているのです。粉にしていない、元の姿のままの赤唐辛子を大量に揚げ、それを取り出した後で鶏を揚げるのだそうです。
 皿にはまず揚げた唐辛子を敷き、その上に鶏を盛り付けてありました。鶏は骨に少しだけ身がついているという感じで、とても食べにくかったです。少しずつむしってゆっくり食べなければなりませんが、それでも舌がびりびりしびれました。そこで白雲辺という白酒をぐいっとやるともう最高!です。
 四川の料理の辛さは中国人の間でも冗談の種になるようです。武漢で買った漫画には、砂漠で遭難しておなかをすかせた人がようやく食べ物を見つけたら四川の辛い火鍋で、これでは食べられないといって嘆く話がありました(宝塚の山根さん)

 大量の唐辛子を揚げた油で唐揚げ? それはもう凶器だ。大量破壊兵器だ。

グルメクラブ新着記事

ALL CHANNEL