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津田大介のMONOサーチ

津田大介、重低音で斬る Bluetoothスピーカー5機種

2017/9/19

普段はリビングのテレビにつないでおき、音楽を聴きたいときはXperiaやウォークマンに入ったハイレゾ音源をハイレゾ音質で楽しむという使い方ができる。これくらいのサイズ(幅300×高さ93×奥行き86mm)であれば、僕だったら旅行にも持って行くだろう。

■圧縮音源も高音質で鳴らずボーズ「Revolve」

ボーズの「SoundLink Revolve Bluetooth speaker」は360度全方位にパワフルな音を鳴らすスピーカー。低音がクリアに締まっていて音質がいい。EDM系の再生も得意だし、ボーカルものを小さい音で聴いたときのバランスがすごくいい。さすがにボーズだなと思う。

コンパクトながら360度に迫力のサウンドを鳴らす。内蔵マイクで電話の応対や、SiriやGoogle Nowの操作もできる。幅82×高さ152×奥行き82mm、670g。2万7000円(税込み)

ボーズ製品なのでLDACには非対応なのだが、ソニーのSRS-XB40やh.ear goと比較するとiPhoneのMP3音源でも良い音がする。コーデックの差はありながらも、音質を決めるのはコーデックだけではないということだろう。

360度に音が出る半面、1台ではステレオ感がない。そこで、2台そろえて「ステレオモード」で使うという方法がある。ボディー底面には三脚に取り付けるためのネジ穴があるので、部屋の左右の隅に1台ずつ立てて設置してもいい。防滴仕様で縦型のため、スペースの限られたキッチンなどで使うのにも適している。

■聴くジャンルとスマホで正解は変わる

初めてBluetoothスピーカーを買う人は、まず鳴らしたいソースが何かを意識するといい。実際、今回の試聴で、ジャズ好きの人間がビル・エバンスのピアノを聴いたところ、「JBLのXTREMEは低音を強調しすぎる」と言っていた。再生するハードウエアがiPhoneなのか、Xperiaまたはウォークマンなのか、Galaxyなのかでもずいぶん違う。

ジャズやクラシックなど、音質にこだわる人は低音よりハイが重要だと思うので、LDAC対応のソニー製品がいいだろう。圧縮音源の音質を補正する機能もあるからだ。

今回は3つのメーカーから借りた5つのモデルを聴いてみた。自分の好みの音楽を次々と聴いたことで、単体では気付かなかったかもしれない違いが浮かび上がってきた。量販店やショールームに行って、一番聴くタイプの音楽を何度も試して聴いてみてほしい。

津田大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

(編集協力 島田恵寿=コンテクスト、写真 佐藤久)

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