津田大介、重低音で斬る Bluetoothスピーカー5機種

2万~3万円台のBluetoothスピーカー5機種をレビュー。一番のお気に入りは……
2万~3万円台のBluetoothスピーカー5機種をレビュー。一番のお気に入りは……

Bluetooth方式のワイヤレススピーカーの売れ行きが好調だ。市場調査会社のGfK Japanによると、今年1~7月期の家電量販店における販売台数は前年同期比8%増。メーカー各社からさまざまな新製品や特徴的な製品が発売され、ここは今、AV市場で最も熱いジャンルの一つであることは間違いない。私物の4機種を紹介した回(「風呂専用や旅のお供 津田大介の無線スピーカー活用法」)に続き、今回は実売価格が2万~3万円台の5機種を集め、実際に音源を聴きながら試用してみた。すると、ロックやテクノが好きな僕にぴったりのスピーカーが見つかった。

圧倒的に気に入ったのはJBL「XTREME」

今回試用した5機種の中で、断トツで気に入ったのが、JBL「XTREME(エクストリーム)」だった。2台まとめて買ってもいいかなというくらい気に入った。2台ペアリングするとステレオで使えるため、高級オーディオを買うよりXTREMEを左右でそろえたほうがいいのではないかなと思うほどだ。2台あれば野外レイブができそうなくらいの音が出るし、それでいながら最大音量にしても低音が割れない。全体的なバランスがとてもいいのだ。

63mmウーファーと35mmツイーターを2基ずつ搭載し、クリアな中高音とリッチな低音までバランスよく再生する。IPX5の防水仕様で、浴室などでも使用できる。幅282×高さ126×奥行き122mm、2.13kg。2万9880円(税別)※価格はメーカー販売サイトで2017年9月15日に確認。以下同

最近はBluetooth対応スピーカーでも高音質なハイレゾ音源に対応したものも出ている。だが、ハイレゾ対応であるかどうかにかかわらず、ロックやEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を再生する場合は、低音をどう作り込むかといったことで音が変わってくる。2万~3万円台という価格帯のBluetoothスピーカーはどれも完成度が高くなってきたので、最終的な判断基準は個人の好みに合うかどうか。重低音を重視する僕の場合、それがJBLのXTREMEだったということだ。

XTREMEで音源を再生している様子を動画にしてみた。両サイドにある低音増幅用のパッシブラジエーターが振動するため、視覚的にも重低音の迫力が伝わるはずだ。

アウトドアで楽しむソニー「SRS-XB40」

今回、ソニーの製品を3台試聴している。「SRS-XB40」は、その中でも重低音を重視したモデルだ。価格は2万円台前半と、3台のうちで最も安価ながらも、確かに低音がすごく出る。EDMを再生するとその良さがわかる。

61mm口径のフルレンジスピーカー2基に加えて、低音増強振動板ユニットを前後に配置した「デュアル・パッシブラジエーター」を採用した重低音が特徴。幅279×高さ100×奥行き105mm、1.5kg。2万3380円(税別)

SRS-XB40はソニーが開発したLDAC(エルダック)というコーデックに対応している。LDACは従来の技術と比べてデータの伝送速度が3倍で、対応機種を使えばワイヤレスでもハイレゾ音源をハイレゾ音質のまま聴ける技術だ。実際、iPhoneに入っているMP3の音源ではこもりがちだったファンク系の曲のギターのカッティングが、Xperiaから同じ曲のハイレゾ音源を飛ばして鳴らすとクリアに聞こえる。

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