FASHIONOMICS

工場と消費者を直結 Made in Japan の復活めざす ファクトリエ代表 山田敏夫氏

2017/9/1

「そうした非効率なものに資源を投資しながら、経営は圧倒的に効率化しています。インターネットを通してオーダーをいただくので、在庫をストックする場所が不要、など経営に関しては非常に効率化を図りながら、ものづくりに関しては非効率なものに徹底的に資源を投下する――。この二面性が私たちのビジネスを成り立たせる方法だと思っています」

「効率と非効率を両立させる二面性がファクトリエのビジネスを成立させる方法」と話す

「ファストファッションは米国式で、ロゴがあって、安い価格帯で、どれだけブランディング、マーケティングするか――ということが軸になっています。しかし、『カシミヤってこんなに柔らかいんだ』『縫製の違いでこんなに着心地が違うんだ』という本質的な価値を、もしかしたら若い人たちの方が分かってもらいやすいのではないかと思っています」

「DCブランドブームを経験しているため、いいものを知っていて、その時との比較で、『確かにこの品質でこの値段は安いよね』という40~60歳代がファクトリエの顧客層。ですが今、若いお客様が増えています。若い方は環境意識が高いので、私たちが使っているオーガニックコットンへの関心も高いです。従来とは違う層でありながら、コミュニケーションをきちんと分けていけば、両方の層に理解していただき、愛着を持って、服を着ていただけるのではないかなと考えています」

山田敏夫
ライフスタイルアクセント社長。1982年熊本県生まれ。2006年中央大学商学部卒。在学中にグッチのパリ店で勤務。ソフトバンク系ベンチャー企業などを経て、12年1月ライフスタイルアクセント設立、同年10月にファクトリエをスタート。
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