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ポイント賢者への道

電子マネーでポイント獲得 「事前チャージ式」が優位 ポイント賢者への道(26)

NIKKEIプラス1

2017/8/30

セブンイレブンなどで利用できる電子マネー「nanaco」

 前回説明したように電子マネーには、事前にチャージ(入金)したうえで使う方式と、クレジットカードにひも付けた状態で使う後払い方式があります。ポイント獲得の面で優位なのは事前チャージ式です。

 支払い時だけでなく、チャージの際にポイントを得る機会があるからです。例えばセブンイレブンなどで利用できる電子マネーnanacoは、「セブンカード・プラス」というクレカからチャージすると、0.5%分のnanacoポイントを獲得できます。支払い時に付く分と合わせた還元率は1~1.5%です。

 JR東日本のSuicaの場合、「ビューカード」でチャージすると1.5%分のビューサンクスポイントが付きます。支払い時に1%分のSuicaポイントが付く店舗もあります。ちなみにJR東日本系のこれら2種類のポイントはいずれ統合される予定です。

 ポイントを増やす機会は他にもあります。例えば家電量販店ビックカメラでは「ビックポイント10%還元」などと、商品により大幅なポイント還元を打ち出すことがあります。これは現金での支払いを前提としており、一般的なクレカで払うと還元率は低くなってしまうのが通常です。

 ところがSuicaであれば、現金と同じ還元率が適用されます。前述の通りチャージにビューカードを用いれば、ポイントの種類は異なるものの、合算して11.5%分の還元を受けられる計算です。事前チャージ式の電子マネーを、現金と同様に扱ってくれる店舗は比較的多くあります。

 電子マネーを利用する際に注意したいのは、クレジットカードによってはチャージ時にポイントが付かない場合があることです。カード会社の方針変更でポイント付与が途中から中止されるということもあるので定期的に確認しましょう。

菊地崇仁
 北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2017年8月26日付]

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