「変なホテル」の生産性5倍に ロボットに笑顔エイチ・アイ・エスの沢田会長兼社長(CEO)

ハウステンボスの「変なレストラン」では、調理ロボがお好み焼きを作っています。結構、おいしいですよ。現在は、カクテルやジュースを作るロボットを開発中です。この秋には「変なホテル」にロボットバーをオープンします。「変なホテル」にはホテルマンがいないから「シンとして寂しい」という声がお客さんから寄せられました。そこでロボットバーでおもてなししようという趣向です。

キレのあるダンスでお客をもてなすアイドルロボット

「変なホテル」ではチェックインのお客さんを迎えるのに20台のロボットを使い、コンサートもやらせています。ハウステンボスの最初のロボットは、ソフトクリームづくりでした。それがどんどん進化し、色々な場面で使えるようになってきたのです。ドーナツやチャーハンを作るロボットもいます。

ソフトバンクグループの孫正義さんが展開されている人型ロボット「ペッパー」との違いは、人間らしさです。「変なホテル」の受付の恐竜ロボットは愛嬌(あいきょう)があってお客さんにも好評です。目をパチクリさせるし、とぼけたことを言う。こちらは思わず笑顔になる。ペッパーはロボットらしいロボットで、私たちの方向性とは違いますね。

ロボットと並んで最近、注目されている技術がAIです。21世紀になってディープラーニング(深層学習)と呼ばれる、人間の脳構造にヒントを得た類推をする技術が台頭し、「AIを制する者がビジネスを制する」とはやされています。ただ、私はAIはそれほど簡単なものではないと思っています。

ディープラーニングをする新世代のAIは、膨大な情報を投入され、そこから独自に考え出していきます。情報をまず用意しないといけないから、それが大変です。幅広く実用化されるとは思いますが、その有効性は情報の質や量に左右されます。

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