技ありタンブラー6選 いきなりドリップ、お茶党向け
職場などの机の上に置き、コーヒーを保温・保冷したまま飲めるタンブラー。口当たりや持ちやすさに加えて独自の「一芸機能」に注目し、料理家の祐成二葉氏が試した。その結果、グランプリに選んだのは「ステンレス真空タンブラー」(タイガー魔法瓶)。「保温効果が抜群なうえ、蓋がロックできてデスク上でうっかり倒れた場合にも安心」という機能面を評価した。他に、日本茶や紅茶専門など、用途に特化した逸品も愛好家にはうれしい。
ドリッパーを直接載せてコーヒーをいれられる
実勢価格1620円(税込み)
ハリオのドリッパー「V60」シリーズのタンブラー。すっきりしたデザインでくびれ部分が持ちやすく、洗いやすい。「密閉性はないものの、蓋がカチッと閉まり、安心感がある。ただ、V60ドリッパーがぴったりはまるわけではなく、ドリップ時の安定性には要注意」(祐成氏)
ロックできる蓋で持ち運びに最適
実勢価格2170円(税込み)
大手コーヒーチェーンのトールサイズに対応し、テイクアウトに便利。最大の特徴は、ロック付きの蓋。「漏れにくく、持ち運び時に勝手に蓋が開かず、安心。軽く、携帯性も良い」(祐成氏)。保温性も高く、朝に入れた熱い飲み物が、午後になっても冷めずにキープできた。
飲み口の当たり方が快適
実勢価格3240円(税込み)
環境への配慮が支持を集めるブランドの、定番的なタンブラー。無害な工程でボトル内側を電解研磨している。口径が広く、タンブラー特有の洗いにくさがない。「蓋を取ると断然飲みやすく、口当たりが滑らか。ボトル表面に引っ掛かりがないので、やや握りにくい」(祐成氏)
耐久性とデザインが魅力
実勢価格4320円(税込み)
アウトドア用品らしいデザインと、高い耐久性が特徴。ワンタッチで飲み口の開閉ができるボタンが付いていて、片手で開けて飲める。「スタイリッシュさが際立ち、保温性も高い。飲み口のボタンが固く、押し続けるのは握力のない女性には難しい点がある」(祐成氏)
陶器らしさを表現した湯飲み形
実勢価格3240円(税込み)
日本茶派にはうれしい、湯飲み形のタンブラー。陶製の質感を再現しつつ、真空断熱構造で飲み頃をキープ。陶器に比べて外側が熱くならない、茶渋が付きにくいなどのメリットがある。「手になじみ、持ちやすい。ただ、蓋がカパカパし、保温性はやや物足りない」(祐成氏)
茶葉を直接入れて抽出、濃さをキープ
実勢価格2592円(税込み)
茶葉を下部のフィルターに入れ、湯を注ぎ抽出。ちょうどいい濃さになったところでボトルをひねると、抽出がストップする。水出しも可能。保温・保冷効果はないが、冷め方はゆっくり。「茶葉から好みの濃さに抽出できるのはユニーク。洗う際に、手間がややかかる」(祐成氏)
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年9月号の記事を再構成]
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