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目標は年収の12% 資産形成、無理なくためるには

日経マネー

2017/9/21

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日経マネー

[親父の悩み]資産形成にどれくらいの資金をどこから捻出するのか。ある程度具体的に言わないと子供には分からないだろう。でもどれくらい資産形成すれば十分なのか。教えるのに分かりやすい何かのメドがあればいいのだが。

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イラスト:ふじわらかずえ

 前々回の記事「『資産形成を早く始めろ』と言うのは正しいか?」では、「資産形成比率」の話をしました。給料の一定比率を資産形成に回そうという考え方ですが、これで考えるとお給料が増えるにつれて資産形成に充てる金額も増えていくことになります。

 よくある資産形成の例を、金額を示しながら考えます。例えば30代で月額4万円、40代で同5万円、50代で同6万円を、年率3%の収益率で積み立てて投資したとしましょう。すると、60歳時点でおおよそ2800万円の資産をつくることができます。これを年代が上がるたびに資産形成金額を引き上げるという「ステップアップ投資」と呼びます。

 次に、給料の上昇パターンを想定します。最も一般的な水準は30歳で年収300万円程度、退職直前の59歳で同600万円くらいでしょう。もちろん直線的に上昇するということはありませんが、30歳の300万円から50歳では600万円くらいに上昇し、その後、役職定年が近付く50代前半で収入はピークアウトするのが一般的です。これらを年代別に平均すると、30代は平均年収400万円、40代は500万円、50代は600万円といったところでしょうか。

 30代で月額4万円の資産形成は年収400万円の12%に相当します。40代、50代でもおおよそ12%と逆算できますから、最初の「ステップアップ投資」は、言い換えると年収の12%を年率3%の資産形成に回すことによって退職時点で約2800万円の資産が出来上がる、ということになります。これに退職金等を足し合わせれば、それなりの金額が老後資金として用意できることになります。

■意外と資産形成できている?

 次は、どうしたら子供が「年収の12%を資産形成に回す」ようになるかです。ここが重要なのですが、今の給与から12%分を資産形成に充てさせようとしないでください。実は今の若い人は、強い自覚なしに資産形成をしていることが少なくないのです。

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