医薬品営業も待ち時間の長い職種だ(PIXTA)

同じく、医薬品営業の業界でも取り組みが始まっています。顧客である医師への情報提供を、従来の人間(営業職)から、テクノロジーに代替しています。今後はAIなどの進化により、さらに顧客である医師への情報提供が簡便かつ高度になっていくことでしょう。その結果、医薬品営業担当の仕事での手待ち時間は減少し、より付加価値の高い本来業務にシフトすることで、生産性の向上が期待されています。

また、周辺雑務の割合が高い職種としては、秘書(30.4%)、ホールスタッフ(パチンコ・遊技場)(26.3%)、保険営業(25.1%)、銀行営業(22.8%)、店長(22.8%)、不動産営業(22.5%)などがあります。週平均労働時間に長短はありますが、基本的には、会社全体で「仕事の棚卸し」をして、周辺雑務の取捨選択(無駄の排除)、減らせないものは必要に応じてOS化、IT化、あるいはアウトソースや短時間勤務者による業務分散などにより、生産性向上が期待できます。

個人や職場でやれることはまだまだあります。私が責任者をしていた組織では、会議改革に取り組み大きな成果を上げました。

実践したことはいたってシンプル。

(1)会議の議題ごとに、A:議論、B:報告、C:決議の分類をする
(2)参加者に対して、会議前に「アジェンダ」と「アジェンダごとの想定時間」と「説明資料」の送付を徹底

(1)、(2)の徹底度合いが4割から8割程度に改善することで、会議時間が10%以上削減できました。さらに現場に権限委譲をすることで会議自体の減少にも成功しました。

あなた自身に置き換えるとどうでしょうか? 「3」の構成比を測定する「見える化」から始めてみるとよいかもしれません。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜更新です。次回は9月8日の予定です。連載は3人が交代で執筆します。

中尾隆一郎
 リクルートワークス研究所副所長・主幹研究員。リクルートで営業部門、企画部門等の責任者を歴任、リクルートテクノロジーズ社長などを経て現職。著書に「転職できる営業マンには理由がある」(東洋経済新報社)、「リクルート流仕事ができる人の原理原則」(全日出版)など。

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