30代後半から「大企業に転職できる」5つのパターンエグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子

求められるのは、「プロデューサー型人材」であり、次の要素が注目されます。

●何らかの専門領域の「エキスパート」である
●自身の専門領域に限らず、連携や協業する相手の領域に関する知見も備えている
●多くの人を巻き込みながら事業を推進できる

取り組むプロジェクトは、新規ビジネスの企画・開発ですが、必ずしもゼロから斬新なアイデアを生み出してきた経験が求められるわけではありません。また、カリスマ的なリーダーシップが必要というわけでもありません。

大切なのは、社内外の経営資源(ヒト・モノ・カネ)を適切に組み合わせる力。さまざまな人を巻き込み、新しい価値を生み出せる人が重宝されるのです。

◇  ◇  ◇

大手企業に長く在籍していた方は、転職の際、「次も大手企業」を希望するケースが多く見られます。規模が近ければ近いほど、仕事の進め方や組織風土も似通っていて、これまでのやり方が通用しやすいと考える方が多いようです。確かに働く側の論理としては、理解できるのですが、実際にミドル層ではその実現は難しいのが現実です。しかし、上記で述べたような事情にうまくハマればチャンスはあります。

過去の成功パターンが通用しなくなった今、特に、「新たな事業分野に進出」というケースは、ベンチャー企業に限らず老舗大手企業などでも今後さらに増えていくことが予想されます。現在、大手企業に在籍している方は、今のうちにできる限り新規プロジェクトや社内横断型プロジェクトに率先して手を挙げて関わるなどして、「プロデュース力」を磨いておくことをお勧めします。

長年勤めた企業に在籍しながら、新しい環境に適応できる体をつくっておく。そういう地ならしをしておくだけで、将来のキャリアの選択肢は大きく広がるはずです。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜更新です。次回は9月1日の予定です。連載は3人が交代で執筆します。

森本千賀子
リクルートエグゼクティブエージェントのエグゼクティブコンサルタントとして経営幹部や管理職の転職支援を手がける。2012年、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演。17年3月、株式会社morichを設立。代表取締役に就任しパラレルキャリアを実践している。

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