リーマン・ショックで2200万円損切り

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はねづっちさん(49) 毎週末に図書館に通うのが趣味。新書ばかりが並ぶ本屋では出会えない良書を楽しむ。

2000年~

ねづっちさん 自分を信用しない

 仕事の関係でさわかみ投信を知る。金融はうさんくさい汚いものと思ってきたが、金融で社会や生活者の資産形成に貢献するさわかみ投信の理念に共感。月1万円程度の積み立てを始める。着実に資産が積み上がるのをみて、投資に自信が出て個別株にも進出。リーマン・ショック前に信用取引でレバレッジをきかせ、個別株を買った。三井物産(8031)など、インフラ系の銘柄に絞って投資した。

08年~

 手堅くやっているつもりだったが、リーマン・ショックで失敗。レバレッジをかけて投資していたため大きな損が出た。持ち続けていれば回復の目もあったかもしれないが、正常な判断力を失い一気に損切りして2200万円を失った。

11年~

 リーマン・ショックの経験で反省。お金をかけて個人投資家向けの講座に参加し、投資の勉強をする決意を固める。講座で習った通り、11年8月ごろから含み益などの資産の状況をこまめに記録するように。講師が詳細に教えてくれるおすすめの株に追随する方針を貫く。米ツイッター株を持っていたことで大きく値上がりしたデジタルガレージ(4819)や日立建機(6305)などを買った。逆指し値で売り買いし、利食い、損切りを早めにやる運用スタイルだ。14年には金融資産が1億円に到達した。

16年~

 現在は個別株で利益が出そうなタイミングが来たら売って、アクティブ運用の投資信託を買っている。多くの個人は利食い、損切りのタイミングが計れず、市場平均以下のパフォーマンスしかあげられないという統計をみたことがきっかけだ。実際、手元でもラオックス(8202)などが塩漬けになっている。

 過去の失敗から自分の判断だけで投資すると過信が出ると感じている。他人の意見を参考にしながら、手堅く資産を増やしていきたい。

[日経ヴェリタス2017年8月20日付]

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし