ここ数年続く英国的トレンドをどう組み合わせて表現するか。シャツとタイ次第で、スーツを変えずとも印象は一新できる。Vゾーンの達人たちに今季の買い足しアイテムを教わった。
■ディテールを変えるだけでも旬の英国調を表現
SHIRT：クレリックシャツ&カラーピン × TIE：プリントタイ
ビームスF ディレクター／西口修平さん／ピッティスナップの常連で、海外からも注目を集める新世代ファッショニスタ。
ジエレのタイ × バルバのシャツ
「昨今のスーツは仕立てが柔らかいものが主流で、着姿はモダンな印象です。だからこそ、ディテールでより英国らしさを求めるのがおすすめ。特に、細かい柄のプリントタイなら英国クラシック感を強調できます。深みのある色みを選べば、強めなストライプシャツにも馴染みます」 シャツ2万6000円、タイ1万5000円（以上ビームスF）
■旬のグリーンはトーン合わせで落ち着きと爽やかさを両立
SHIRT：グリーンストライプシャツ × TIE：グリーンタイ
エストネーション メンズPR／佐藤浩貴さん／六本木ヒルズ店スタッフとしてドレス服を積極的に提案。去年からPRに。
フランコ ミヌッチのタイ × エリコ フォルミコラのシャツ
「旬のグリーンをさりげなく取り入れるために、彩度の低いものを選択。シャツにもグリーンストライプが入っていますが、ベースはブルーなので派手すぎません。グリーンの落ち着きと定番ブルーの爽やかさの両立は、目上の方から同世代まで幅広く好印象を与えられます」 シャツ2万5000円、タイ3万2000円（以上エストネーション）
■主張あるスーツに大柄タイなら遊びができる
SHIRT：タブカラーシャツ × TIE：大柄モチーフタイ
三越伊勢丹 シャツタイ&洋品雑貨バイヤー／佐藤 巧さん／シャツタイのバイイングを8年間も担当している、Vゾーンのエキスパート。
ニッキーのタイ × アビーノ ラボラトリオ ナポレターノのシャツ
「旬な英国クラシックも、作り込むとやはり堅苦しさがあります。大柄タイとボールドストライプのタブカラーという英国濃度の濃い組み合わせも、芯地が柔かいものなら、イタリア的な色気がにじみます。沈んだ色みを選び、シャツと色をリンクさせればビジネスでも主張しすぎません」 シャツ3万5000円、タイ1万6000円（以上伊勢丹新宿店）
