同じくエアバスから2015年にデビューした「A350XWB」は新世代の中型ワイドボディー機で静かさ、換気・空調など快適性の評価が高い。この機種が日本路線を飛んでいるのがフィンエアーだ。フィンランドの人気ブランド「マリメッコ」とコラボレーションしたテーブルウエアが目を引く。ビジネスクラスだけではなく、エコノミーコンフォートクラスのアメニティーもマリメッコ柄のポーチに収納されている。

フィンエアーのアメニティはマリメッコ柄のポーチで提供

エミレーツ、フィンエアーともに、空港ラウンジにも特色がある。

ドバイ国際空港には、モエ・エ・シャンドンとのコラボで4種類のシャンパンが楽しめるエミレーツ専用のシャンパンラウンジがある。ヘルシンキ空港にあるフィンエアーのラウンジにはなんとフィンランド式サウナ室がある。

ヨーロッパにある航空会社の空港ラウンジでは、無料でスパサービスが受けられるところがある(エールフランスのパリ シャルル・ド・ゴール空港ラウンジや、ブリティッシュエアウェイズのロンドン・ヒースロー空港ラウンジ)。またトルコ航空のイスタンブール・アタテュルク空港ラウンジではゴルフシミュレーターが楽しめる。アジアでは、キャセイパシフィックの香港空港のラウンジでは担々麺などを目の前で作ってくれるサービスがある。

搭乗前に快適な専用ラウンジでリラックス(成田国際空港のエミレーツラウンジ)

最近は各地の空港に特徴のあるラウンジが増えてきた。搭乗前や乗り継ぎの待ち時間に気軽にラウンジを利用したいなら、航空会社や搭乗クラスに関係なく(LCCを利用する際でも)世界1000カ所以上の空港ラウンジを使える「プライオリティパス」という会員プログラムがある。年会費によって3つのランクがあり、無料で何度でもラウンジを使用できるプレステージ会員の場合、年会費は399米ドル。このプレステージ会員サービスが無料で取得できるクレジットカード(楽天プレミアムカードなど)を持てば、カードの年会費だけでラウンジを無料で使用できる。

*空港ラウンジは搭乗クラスによって分かれることもあり、内容やサービスを受けることの出来る要件には、随時変更があり得る。

時差ボケは東へ飛ぶほうがきつい 睡眠と覚醒の方法がカギ

時差のある場所に飛行機で移動する旅に、ほぼつきものなのが時差ボケだ。睡眠や体温のリズムなどをコントロールする体内時計と現地の生活時間がずれることで起きる。時差3時間ぐらいから感じるが、5時間以上になるとかなりきつい。時差5時間の目安としては、日本から東向きではハワイが-19時間(ハワイ時間は日本時間に5時間プラスして前日)、日本から西向きではアラブ首長国連邦のドバイが-5時間だ。

一般に、体内時計の調整は西向きよりも東向きに行くほうが難しいといわれている。ハワイには朝到着便がほとんどだし、筆者が1カ月ごとに往復しているポートランドをはじめ、北米西海岸への直行便も朝着が多い。日本時間の時計を見てまだ夜中だと思うと眠くて体がだるくなりそうだ。

時差ボケを回復する第一歩は、まず時計を現地時間にすぐ合わせ、生活ペースを現地時間にすること。そして、体を覚醒させる方法と、睡眠を取るための自分なりの方法を見つけておくことだ。

筆者の場合は、「泳ぐ」ことが覚醒のカギだ。太陽の光を浴びるのもよいらしいので屋外のプールならベストだが、とにかく10分でも泳ぐといいようだ。他にもお茶やコーヒーなどカフェインを取ったり、熱いシャワーを浴びたりするといった方法があるだろう。

太陽光を浴びて泳ぐと時差ボケ解消に有効?

睡眠のカギは、筆者の場合は持参の入浴剤を入れたぬるいお風呂に入ること。他にも、軽くアルコールを取る、静かな音楽をかけるなどいろいろやり方があるだろう。そして、眠気を感じたときに長く寝てしまうのではなく、短い睡眠をこまめにとることも大事。自分にとってのベストな時差ボケ解消の方法を見つけておき、これがカギだと思って実行すると、暗示もあるかもしれないがかなりの場合、乗り切れる。

小野アムスデン道子
 世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。