「極上の手土産」は東京駅で 自慢できる逸品13選
海外有名スイーツ店が続々と上陸している東京。国内の老舗メーカーも新機軸商品を投入するなど対抗し、「菓子・スイーツ業界全体のレベルが上がっている」と、大丸東京店の和洋菓子担当、宗森耕二氏は語る。その流れは土産品にも波及。「専門店のクオリティを持った自慢できる逸品を求める人が増えている」(同氏)。土産激戦区の東京駅で、新商品を中心に注目の逸品を選出。「誇れる東京土産」を、スイーツコーディネーターの下井美奈子氏と探し出した。
洋菓子が和素材で進化
8個化粧箱入り1640円(税込み)
まず注目すべきは、極上の「和洋折衷」だ。筆頭は、老舗和菓子店・岡埜栄泉総本家と大丸東京店のコラボ商品「天使のフロランタン」。何ともなかの皮を使った洋菓子で、見た目もユニークで美しく、意外性は抜群だ。「もなかの種の香ばしさに、バターやアーモンドの風味が合う」(下井氏)という。四つ葉のクローバーをイメージした独特の形で、見た目も華やか。
プルームのパティシエが作った水まんじゅう「涼果のしずく」や、麻布十番 あげもち屋のイタリア風おかき「パンチェッタあげ餅」なども、斬新な組み合わせの妙に驚くこと請け合いだ。
フレッシュな洋風水まんじゅう
1個240円(税込み)
あんの代わりに、フレッシュなフルーツクリームを閉じ込めた洋風の水まんじゅう。ゼラチンを使ったゼリーとは異なる、もっちりとした口当たりに驚かされる。冷凍状態で販売され、数時間の持ち運びに対応。冷蔵庫で3日間は保存ができる。千葉県浦安市にある本店以外では、2016年11月に新出店した東京駅構内のトウキョウ ミタスでのみ購入が可能。9月中旬ごろまでの夏季限定で販売されている。
和とイタリアンが融合したオシャレ揚げ餅
442円(税込み)
40種類以上の揚げおかきがそろう麻布十番 あげもち屋が大丸東京店とコラボして作った、新感覚の「イタリアンおかき」。パンチェッタ風味のおかきと、カリカリのベーコンが食欲をそそる逸品で、冷たいビールとの相性も良好。甘いものが苦手な人への東京土産としてお薦めだ。パッケージデザインも斬新で目を引く。
手仕事が生きる焼き菓子
一方、「外さない名品」として押さえておきたいのが、パティスリー キハチの「プティフールセック」。一見、シンプルな焼き菓子のセットだが、「パティシエが手作りした品質の高さは圧巻」と下井氏は評価する。
2376円(税込み)
16年11月に発売された「KIHACHI STYLE」シリーズの新作で、6種の詰め合わせは17年3月に発売されたばかり。東京土産やビジネスの手土産など、幅広いシーンでの贈り物にいい。東京駅や羽田空港内の直営店の他、キハチ カフェや一部レストランでも販売。
フレッシュバターが豊かに香る
10個入り1500円(税込み)
チーズタルトで人気のBAKEが17年4月にオープンした、新業態の目玉商品。東京駅内の丸の内側南通路にある店舗でしか買えず、行列ができるほどの人気ぶりだ。「はさみ焼き」という和の製法で作ったサクサク食感のクッキーに、バタークリームとキャラメルの濃厚さが後を引く。
本物の酒が香り立つ大人のグミ
1箱1400円(税込み)
本物の酒を使ったぜいたくなグミ。17年6月のヒトツブカンロ東京GRANSTA店のリニューアルオープンを記念して発売された新商品で、「コニャック」「アマレット」「ヴィノロッソ(赤ワイン)」の3種類がある。口に含むと、熟成された酒の風味と香りが鮮烈に広がるのが新感覚。パッケージもスリムで、かさばらない。
斬新な形でインパクト十分
8個入り1080円(税込み)
17年3月に、東京駅構内にオープンしたチーズ菓子専門店の大人気商品。行列必至で、夕方前に売り切れになる場合も少なくない。ゴーダチーズを練り込んだラングドシャ生地に、クリームチーズ入りホワイトチョコレートとクリームを挟んだ独特の形状が特徴。食べるとチーズの濃厚な味わいが口いっぱいに広がる。
ずんだとチョコが好相性、意外な食感の妙
8個入り1080円(税込み)
ずんだと程よい甘さのホワイトチョコレート、ナッツなどをミックスして焼き上げた逸品。もなかの皮のサクッとした歯応えと、ほろっと溶ける"スプーマ"の意外な食感の組み合わせが新しい。ずんだ茶寮の大丸東京店で販売している。
かば焼きの味を忠実に再現
12枚入り1080円(税込み)
鎌倉に本店を構える米菓と和菓子の専門店・満果惣が、東京駅限定で販売。甘めのタレにサンショウのアクセントを利かせ、ウナギのかば焼きを再現している。米の風味が生きる薄焼きせんべいは食感も良い。
蜂蜜が香る限定ワッフル
10個入り1080円(税込み)
ヨックモックの「東京ハニーシュガー」は東京土産の定番だが、実は東京駅限定のレアな逸品がある。それが、「ハニーママわっふる」だ。軟らかい生地に、蜂蜜の優しい甘さが特徴。六角形の蜂の巣をモチーフにした形もユニークだ。
ガツンとスパイスが香る新作ガレット
8個入り1728円(税込み)
17年3月に東京駅の銘品館南口店に開業したクッジマンモナシ。シナモンがテーマの新ブランドで、その人気商品が「アップルシナモンガレット」だ。風味豊かなガレット生地に、リンゴのプレザーブを練り込んだ。シナモンの風味とリンゴの甘酸っぱさが好相性。
珍味を使った未来系かりんとう
1袋540円(税込み)
人気のかりんとう専門店が大丸東京店とコラボして生まれた斬新なフレーバー。「トリュフかりんと」は、竹炭を練り込んだ生地に、トリュフの香りを閉じ込めた蜜を絡めた逸品で、赤ワインにも合う。チーズが香る「チーズ&ワインかりんと」もラインアップ。
"朝食"を丸ごと菓子に、ザクザク歯ざわりが魅力
8個入り1080円(税込み)
朝食として注目度が増しているグラノーラを使ったクッキーサンド。東京駅限定商品として、昨年末に発売された。穀物やオレンジピールなどを使ったグラノーラクッキーのザクザクとした食感が最大の特徴。チョコレートと甘酸っぱいベリーソースを挟み、食べ応えも十分だ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年9月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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