広島風激辛つけ麺 コチュジャン、豆板醤などたっぷり
辛いもん(2)
辛いモンのメールがたまっている。一気に紹介したい。
広島といえばカキ、お好み焼き、もみじまんじゅうくらいしか思いつかない小生にとっては「広島風つけ麺」など聞いたこともなく、また確認する術も持ち合わせていません。
食べてみると結構辛く、また後にひくうまみ…また、パッケージによれば「中華麺・うどん・そうめん・ひやむぎ・そば などで」とあるマルチプレイヤーぶり! 広島のみなさんは本当にこの存在を当たり前のごとく知っているのでしょうか?(東京都/ミズノクニヒコさん)
辛味ペーストの量で0~20倍の辛さが選択できます。私は3で充分です。
呉市にも専門店が進出してきましたが人気がなく閉店してしまいました。あ、県内ラーメンチェーン店の1メニューとして呉市内では生き残ってます(広島県 うえぽんさん)
私には理解できないことではあるが、広島は激辛つけ麺都市である。拙著『全日本「食の方言」地図』に現地ルポを書いている。スーパーには各社から発売されている商品がならび、悔しいことにお土産の定番にもなっている。
食べてみたが、ただ辛かったことしか覚えていない。
北海道。
北海道では一味のことを「なんばん」と呼ぶのか。確か東北では唐辛子味噌を「なんばん」と言ったような気がする。
実は粉わさびの主原料は西洋わさび=山わさびなのです。おなじみのチューブ入りわさびにも山わさびが使われています。
網走には有名メーカーの工場もあるほど。「本」わさびの陰に隠れているけれど実力ある辛味です(札幌生まれ札幌育ち 道産子三代目 雪あかりさん)
私はこの辛さは大丈夫なのである。イカ刺しにホースラディッシュ。いやあ、よさそう。
ベティー隊員 私も帯広で食べました。まさにすっきりした辛さ。おいしかったー。
ここの一番辛いメニューはカレー1杯にピッキーヌが25本入った「虚空」ですが、裏メニューとしてはさらに辛味増量の「虚空100」などがあるのです。ここまでなら単なるゲテモノなのですが、この店のすごいところは「客で本当に虚空を頼む人が結構多い」という事実。「辛いけど、うまい」わけですね(2児のパパさん)
ピッキーヌは唐辛子のこと。通常は緑色のいわゆる青唐辛子。熟すと赤くなる。辛い。これが25本も入ると虚空ではなく呼吸が苦しくなる。「辛いけど、うまい」のではなく、辛過ぎて意識が遠のき、何がなんだかわからなくなっているのだと思う。
デスク反論 いや、「辛いけど、うまい」んだと思います。
どちらかというと暑い夏に食べたい料理です(ぺんぱらさん)
こうしてみると、北海道には辛いものがあふれているではないか。そんなことでいいのだろうか。
夏になると辛いものが幅を利かせるが、それでなくても汗をかくのに辛いものでまた汗をかいて何が面白いのだろう。
(特任編集委員 野瀬泰申)
[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]
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