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早稲田大学、合格者急減の怪 忍び寄る定員規制

2017/8/22

――少子化の中で、特に私立大学は経営が厳しくなりそうです。潰れると地域への影響が大きいです。

「ぱたっと潰れる可能性が高いのは、ほんとうの地方というよりも、郊外にあって特色の薄い私立大学だ。最近では東京都町田市の東京女学館大学や兵庫県明石市の神戸ファッション造形大学が募集を停止した。大都市圏では学部や学科の新設再編が激しく、学生が突然、隣の大学に奪われてしまったりするからだ。大学数が少ない地方ではこうした状況は起こりにくい。ただ、北海道のように私立が多い地域では大変かもしれない。『地方私立』といっても状況は多様で、東京23区の定員を規制したからといって、それがすぐ全国の地方創生につながるということにはならない」

――大学を通じた地方創生にはどうしたらよいでしょうか。

「大切なのは学生を数合わせで地元に縛り付けることではなく、その大学に通いたいと思われる魅力のある大学になることだ。例えば、共愛学園前橋国際大学は地方私立ながら、地域にファンが多い。長い歴史のせいもあるが、教員と地元の接点を増やすなど『顔の見える経営』をしている。こうした地域との信頼関係を築く努力が必要だ」

(福山絵里子)

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