「そのような海外のエグゼクティブの方たちに『君、お洒落だね』と言われると、『仕事ぶりだけでなくそういうところも見ているんだ』と、ある意味怖さを感じました。『ダメだ』とは誰も言わないですよね。でも褒められたときに『あ、やっぱり見ているんだ』って感じました」

――ほかに注意するポイントはありますか。

「靴ですね。いくら良い服を着ていても、靴はごまかせません。ホテルのドアマンは靴を見ればその人がどのレベルの人か分かるといいますものね」

「靴は20足くらいあると思います。やっぱり良い靴は全然違いますね。値段の話ではありません。車と一緒で一度、良いものを体験してしまうと、やっぱり良い靴を履きたくなります。良い靴って足に合ってきますよね。なじんできます」

「服装も仕事の進め方もセンスが必要」

「ただ靴は難しい。日本人と外国人の足は違いますよね。外国人の足は扁平(へんぺい)足で長いんですよ。日本人は甲が高くて短いじゃないですか。私の足は、ちょうどその中間くらいなので、外国製の靴でもそれなりに合うのですが、やっぱり履いてみて合わさないといけません。サイズだけで買ったらとんでもないことになりますね」

「あと、安い靴でも良いのですが、きれいに磨いていないものはダメですね。結局、仕事もそうですけど、どこまで気配り、目配り、あるいは考えながらやっているのか、ということです」

――仕事と装いには関連するところがありますか。

「服装もマネージできないのに、人をマネージできるか、という思いが自分にはあります。結局、センスですから教科書に書いてあるわけでもないし、『こうすれば良い』というようなものではないですが」

「私はセンスというのはすごく大事だと思っています。仕事の進め方もセンスが必要です。ビジネススクールに行ったからといって、素晴らしい経営者かといったら案外、そうではない人が多いです。ビジネススクールに行っていなくても素晴らしい経営をしている人はたくさんいる。服装もそうだと思うんです」

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