「たぶん、僕がテレビマンだからかもしれないけど、幅広い世代の人がどんなことを考えているんだろう、ということが気になるし、いろんな人が考えていることを面白がらないといけない。服も自分の嗜好だけに陥ってしまうとつまらない」

――いろんなモノを着たい、試してみたい、と。

「ファッションの面白さって何だろうと考えてみると、モデルハウスに通じる気がします。僕はモデルハウスを見に行くのが好きです。楽しいじゃない。ここに住んだらこんなライフスタイルが送れるのかもしれないな、なんて想像できるところがね」

「女性におしゃれさは求めないよ。でも合コンに、普段着ない男ウケする服装でやってくる。そんな感覚がかわいいなあと思う」(東京・中目黒のカフェ「Y2TSTAND」)

「洋服もそう。この服を着たらあんなところに行けるかもしれない、これ買ったらこんな雰囲気を演出できるよな、と。僕自身は『哀愁』があまりない人間ですけど、革ジャンを着ると『ちょっと今日は哀愁あるかな』『恋にさまよっている男を演じられるかな』なんてね。ファッションによって心の内で勝手なことを考えてみる。そこがいい」

――コスプレに近いでしょうか。

「コスプレというよりも、洋服は気分を変える、トキメキだな。たとえば(店内にあったGジャンを広げて)このリーバイスのGジャンの胸に『BILL(ビル)』と書いてある。ビルってどんなやつかとイメージをどんどん膨らませてみるんです。僕は軍服みたいなミリタリーファッションが好きですけど、ミリタリーぽいコートを羽織ってヨーロッパの男にもなってみる。秘密諜報(ちょうほう)員の気分でスーツを着たり」

「季節もあるよね。湘南によく行きますが、明るい時期の湘南もあれば暗い湘南もある。暗い湘南に合わせてコーディネートしてみようなどと、2週間ほどマイブームが続く」

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