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極限まであんこ 東京・大島の「うすかわあんパン」

2017/8/21

 ニッポンの菓子パンの代表格といえば、あんぱんが真っ先に思い浮かぶ読者もいるだろう。そして、つぶあん、こしあんなど、あんぱんの具へのこだわりはベーカリーショップの数だけあると言っても過言ではない。そんな中、極限まであんこを詰めた「うすかわあんパン」が評判のベーカリーショップがある。東京・江東区の大島に店を構える「メイカセブン」だ。

Summary
1.極限まであんこを詰めた「うすかわあんパン」が話題のベーカリーショップ
2.粉に対して77%のレーズンを混ぜた「77%ぶどうパン」は予約販売のみ
3.「77%ぶどうパン」が食べられるモーニングセットも提供

 下町情緒あふれる大島の商店街で営業している「メイカセブン」は、1958年創業の地元で愛される老舗パン店だ。

 先代は江東区高橋(たかばし)で呉服屋を営んでいたが、戦争や火事により継続が不可能になりパン店に転換。店主が森下の元祖カレーパンの店「カトレア(旧名花堂)」で修業した後、今の場所に移転し、ベーカリーショップ「名花堂」としてスタートを切った。店名は「カトレア」の旧店名をいただいたのだとか。

 その後、ビルの建て替えをきっかけに、同店が大島7丁目にあることから、「名花堂」と「セブン」を掛け合わせて「メイカセブン」に店名を変更して営業を再開した。

 店内の棚にはトーストや菓子パン、惣菜パンをはじめとする豊富な種類のパンがずらりと並ぶ。奥には広いイートインスペースもあり、コーヒーやドリンクと一緒にパンを食べることもできる。

■看板メニューの「うすかわあんパン」は売り切れ必至

 看板メニューは何といっても「うすかわあんパン」。「こしあん」と「おぐらあん」の2種類(写真上)あり、営業開始とともにあっという間に売り切れてしまう人気ぶりだ。電話や店頭で予約の受け付けもしているが、予約は現在1カ月待ちで、入手困難となっている。

 あんこを薄い皮で包んだ「うすかわあんパン(おぐらあん)」(写真上)は、ずっしりとあんこの重みをダイレクトに感じられる。割るとあんこがぎっしりと詰まっており、生地の存在がほとんど感じられない。これぞ「メイカセブン」の「うすかわあんパン」なのだ。

「最初はこれほどの量ではありませんでしたが、たっぷりあんこが入っているとお客さんに喜ばれるので、購入する人の声に耳を傾けながら徐々にあんこの量を増やしていったんです」と店主の奥様、関口明美さん。

 あんこは甘すぎず、時折感じられる小豆の食感がアクセントとなり満足度も高い。「メイカセブン」を訪れたら絶対購入したい一品だ。

 この「うすかわあんパン」は、店の営業開始前の朝に予約分と合わせて400個が作られる。中身のあんこは「うすかわあんパン」に合う硬さのあんこを金沢のあんこ屋さんで炊いてもらっている。あんぱん1個につき約200グラムのあんを包む作業は、創業以来毎朝続いている。

 「おぐらあん」と同じくらい「こしあん」(写真上)も人気だ。こちらも手作業で一つずつ丁寧に作られており、思いきりかぶりつくと、口いっぱいにあんこが広がる至福感。夏は冷やして食べてもおいしいという。こちらも「おぐらあん」と一緒に購入したい。

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