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「人づくり革命」に期待 株高につなげよ(藤野英人) レオス・キャピタルワークス社長兼最高投資責任者

2017/8/8

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「安倍首相は内閣改造で、どれだけ政策の結果を残せるのかが注目される」

 第3次安倍第3次改造内閣が発表されました。安倍晋三首相は改造内閣について「結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えることができた。結果本位の『仕事人内閣』だ」と強調しました。確かに顔ぶれを見る限り、「堅実」という印象です。しかし、同時に地味でもある印象で、株式市場の反応も限定的でした。

 これまで何度も述べてきたように、株価は原則的に、個別企業の収益のトレンドで決まります。一方で、政治状況も株価に影響します。短期的には内閣の顔ぶれによって特定の政策についての思惑が高まったり、長期的には内閣の方針によってマクロ景気が左右されたりするためです。従って、内閣改造などのイベントは株式市場に影響を与えるのです。

■政策の目玉の一つは人づくり革命

 安倍内閣の支持率は各種スキャンダルの影響もあり、急落しました。日経平均株価が2万円を突破してからなかなか上昇できないのも、安倍内閣の支持率の低迷が一因になっていると考えられます。内閣改造後に発表された報道機関の世論調査ではひとまず下げ止まったようですが、政策でどれだけ結果を残せるかが今後のポイントになりそうです。

 その政策ですが、改造内閣の目玉の一つは、自民党政調会長だった茂木敏充氏が経済財政・再生相と人づくり革命担当相になったことでしょう。「人づくり革命」とはかなり仰々しい名称です。どういうことなのでしょうか。実は、人づくり革命は安倍首相が6月中旬に新しく打ち出した政策の一つです。「一億総活躍社会」というビジョンの推進の過程で浮かび上がった課題ではないかと想像しています。

 というのも、どの世代の人も生き生きと活躍するためには、それぞれの人が活躍できる下地が必要になってくるからです。すでに活躍している人に加え、活躍できていない人に活躍してもらわなければ、日本人全員が活躍することなどできません。

 私の見解では、今回の人づくり革命は「やる気はあるけれどもスキルが足りない人」に活躍してもらうチャンスを提供することを目指したものでしょう。それには教育が大切です。

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