こんなもの見ましたッ! 10年ひと昔、思い出の写真
立川談笑
テーマは「写真」ということで、思い出の写真を並べてみます。昔のブログ「立川談笑の、こんなもの見ましたッ!」から引用しました。コメントも基本的に当時のままです。貴重なものから、ごくゆるいものまで並べてみました。
モノクロで豪華けんらん!
(2009年8月31日)
映画「山本勘助」試写会でのスナップ。左より、石原裕次郎、本人、中村勘三郎(勘九郎)、萬屋錦之介、三船敏郎、井上靖、佐久間良子(敬省略)。
1969年(昭和44年)の貴重な写真を再撮影させていただいたのは、上記「本人」こと武田家当主のご子息(現・武田家当主)!
かれ
(2003年2月27日)
平仮名で「かれ」です。
我々が頭で訂正してしまう「スパイスの効いたあの食べ物」とは全く別モノかもしれません。
五目中刀
(2003年11月18日)
辞書には「ごもくちゅうとう(名・故事)」とある。
(1)「五目にして刀に中(あた)る」。
碁の優劣が原因で刃傷沙汰になること。また、ささいな争いごとから大事件に発展すること。
(2)ひょっとすると、五目中華。
小さい方の「っ」
(2003年10月3日)
大きい方は、「大津」。
個人的に、新幹線の代名詞は「she」
(2008年11月28日)
まさか新幹線の入浴シーンを見て心ときめくとは……。
鉄分補給
(2008年11月28日)
新幹線の繁殖地を発見しました。
希望と絶望のはざまへ
(2008年7月31日)
近づいてみた~群馬県太田市の場合
(2008年9月12日)
首カカシ。
もしもカラスが集まっちゃってたら、カカシじゃないかも。
室内型巨大ロボ!?
(2008年8月4日)
747-400のフライトシミュレーターです。
加速時のG、振動、エンジン音から窓の景色まで、気圧以外は本物と同様!
オマエハ モウ ノンデイル
(2008年2月22日)
新橋SL広場に、正体不明の酔っ払いが乱入。
なぜか我々にかわってインタビューをはじめる陽気な酔っ払い。
落語スナック元
(げん、2007年11月2日)
ここは井土ケ谷(神奈川)にある、落語の殿堂です。
私がここで独演会をやるのは3回目。満員(ただし14人!)でした。
驚くべきは、ここの歴史。
1970年(昭和45年)から、ずーーーーっと落語会を続けているのです。
しかも、顔ぶれが豪華!
まずは奥から見た店内の半景。
壁面に貼ってあるのは、落語家のパネル写真です。すべて、ここの高座で撮られたもの。
奥に立っているのが、マスター♪
をを~!ネタ帳です。
いきなり志ん朝師匠!
大入り。
そらそうです。書くだけ無駄です。
小さん師匠。
大入り。ですから分かってます。
パネル写真。
上は、先代小さん師匠。
下は? 文治師匠。留さんの文治!
円菊師匠と小朝師匠。
家元。
壁面。
膨大な色紙は、ここに上がった落語家が書き残したものです。
いかがでしたか。ここに並べたのはせいぜい10年前の写真です。が、なるほど「十年ひと昔」とはよく言ったもので、時の流れを感じます。
スナック元はマスターが亡くなり、落語会の歴史はお店とともに幕を閉じました。博多南で見た300系新幹線は引退して、747-400のジャンボジェットもすっかり見かけなくなりました。あの、字を書き間違えてばっかりのおそば屋さんも、閉店です。
古い写真をながめると、再び出会うことのできない人やものがあふれていて、ついしみじみとしてしまいます。けれども、新橋で酔っ払っていた格闘家のジョシュ・バーネット選手は、今でも元気に活躍中ですよ。さあ、前を向いて、もう一丁頑張りましょう!
◇ ◇ ◇
次回のテーマは「手紙」。まずは笑二から、張り切っていこう!
(次回8月13日は立川笑二さんの予定です)
1965年、東京都江東区で生まれる。海城高校から早稲田大学法学部へ。高校時代は柔道で体を鍛え、大学時代は六法全書で知識を蓄える。93年に立川談志に入門。立川談生を名乗る。96年に二ツ目昇進、2003年に談笑に改名。05年に真打昇進。古典落語をもとにブラックジョークを交えた改作に定評がある。十八番は「居酒屋」を改作した「イラサリマケー」など。
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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