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ポイント賢者への道

共通ポイント、70万店でためて使う クレカ併用も ポイント賢者への道(23)

2017/8/9

PIXTA

 Tカード、Pontaカード、楽天ポイントカード、dポイントカード――。これらはここ数年、利用者が急増している「共通ポイントカード」です。全国の多様な業種、多数のお店で、同じポイントをためて使うことができます。

 例えばTカードはTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営母体です。ファミリーマートやマルエツ、三越・伊勢丹、ガスト、ENEOSなど、多くの企業の店舗が加盟しています。

 1枚のカードで多用途の買い物に対応でき、財布の中がポイントカードだらけにならずに済みます。そうした利便性以上に消費者に受ける理由はお得感です。カードを所持していると、手軽に特典をダブルで獲得できるからです。

 一般的な自社限定のポイントカードを使おうとすると、お店で現金支払いを求められることが多くあります。これに対して共通ポイントの加盟店では、クレジットカードや電子マネーでの決済を受け付けてくれる例が目立ちます。

 例えばTカード加盟店では、カードを提示するだけでまず、支払額の0.5~1%程度のTポイントが付きます。さらに代金をクレジットカードで支払えば、そのクレカ独自のポイントを獲得できます。クレカの還元率が1%なら、合計の還元率は1.5~2%程度になります。たまったTポイントは利用加盟店であれば1ポイント=1円として代金支払いに充てられます。

 企業が共通ポイントを導入するのは、他社の顧客も自社店舗に呼び込みたいからです。Tポイントへの加盟は174社、約68万店(6月末時点)に広がっています。対象店が増えればカードを持ちたいという人も増え、利用者は今や約6340万人に上ります。次回は共通ポイントの専用アプリについて紹介します。

菊地崇仁
 北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2017年8月5日付]

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