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井上芳雄 エンタメ通信

ラジオで毎週「生歌」 しゃべりも絶好調(井上芳雄) 第3回

日経エンタテインメント!

2017/8/5

 井上芳雄です。今回はラジオの話をしましょう。4月からTBSラジオで『井上芳雄 by MYSELF』という番組を持っています。30分の番組の中で毎週2曲、ピアノの生演奏で生歌を披露しています。「ラジオで毎週、生歌なんて、誰もしたことないですよ」と周りの人に驚かれますが、「だからこそ僕らしい」と考え、思い切って始めてみました。

ラジオ番組『井上芳雄 by MYSELF』(TBSラジオ/日曜22時~22時30分)の収録スタジオにて

 前から、自分のラジオ番組を持ちたいと思っていました。舞台俳優としてのキャリアが長くなるにつれ、自分の言葉で話す機会が増えてきたこともあって、しゃべる仕事に興味が出てきたからです。舞台のカーテンコールでのあいさつから、トークショーやテレビのバラエティー番組への出演まで、舞台俳優の中でも僕はしゃべる機会が多いと思います。

 舞台だと、メークをして衣装を着るので、準備に時間がかかります。それに比べると、ラジオは気楽に普段着感覚で臨めるのかな、という興味もありました。

 そんな折に、今の番組のディレクターの方が担当している別の番組にゲスト出演したのがきっかけで、自分のラジオ番組を持つという夢が幸運にも実現したのです。

 生で歌うのは、僕のアイデア。リスナーの方に何が一番喜ばれるだろうと考えたとき、やっぱり歌だろうと。ミュージカル俳優が面白おかしくしゃべっているだけでは、お笑い芸人の方や本業のパーソナリティーの方にはかないません。すると僕は歌えるのが最大の強みだし、歌うのはそれほど特別なことでもないから、逆にやりやすくもあるかなと思いました。自分が一番得意なことで勝負しようと考えたのです。

日曜夜のシークレット・コンサート

 1人でしゃべって、1人で歌って、全部自分でやる。そういう意味で「by MYSELF」です。生演奏をしてくれるのは、僕が信頼している、素晴らしいピアニストの大貫祐一郎さん。大貫さんと一緒にコンサートをやるみたいな感覚で、曲目は事前に明かしませんから日曜夜のシークレットコンサートです。

 2曲のうち1曲はポップスで、誰もが知っている曲をまず歌い、もう1曲は僕の本業であるミュージカルの曲を歌います。普段から歌いたい曲のリストをストックしておいて、スタッフの方と相談しながら、実際に歌う曲を決めています。

 これまで歌った曲は、ポップスは井上陽水さんの『少年時代』、松田聖子さんの『瑠璃色の地球』、坂本九さんの『心の瞳』など幅広いですね。ミュージカルナンバーは最近まで自分が出ていた『グレート・ギャツビー』からの曲や、『レ・ミゼラブル』『美女と野獣』といった有名な作品からの曲も取り上げました。

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