テレワーク いいところは?

からすけ へぇー。そもそもは、いつから始まったの。

イチ子 日本で言葉が使われ始めたのは1990年代初めらしいわ。でも当時はインターネットも一般的でなく、定着しなかったの。それに一人で仕事をするのは何となく寂しいし、職場の仲間とのコミュニケーションが取りにくくなると思った人も多かったみたい。

からすけ そうだね。じゃあ、今どうして話題なの?

イチ子 女性の社会進出が関係しているわ。これまで日本の会社では、朝家を出て職場で夕方まで皆一緒に仕事をするのが普通だったの。男性だけが働き、子育てや地域のことは女性が担っていた時はそれでよかったかもしれないけど、今は女性も男性と同じように働いているでしょ。子育てしていれば、学校行事に出なければならないことも起きるわ。1日だけ自宅を仕事場にして、休憩(けい)時間に家から近くの学校に顔を出せたら便利でしょう。ワーク・ライフ・バランス(キーワード)を保つためにも必要ね。

からすけ どれぐらい広まっているの。

イチ子 安倍晋(しん)三首相がテレワークを働き方改革のテーマの一つに取り上げた3、4年前からみんなの関心が高まり始めたみたい。今ではテレワークを制度にしたり試したりしたことのある企業は13.3%。3月にまとまった働き方改革実行計画(キーワード)にも進めようと書かれているわ。

<キーワード>
ワーク・ライフ・バランス 「仕事と生活の調和」の意味。一人ひとりが仕事への責任を果たす一方で家庭や地域も大切にする充実した生き方ができるようにするのが目的。2007年に政府などが呼びかけた。少子化対策や働く時間を短くしようという動きとも結び付き、企業経営の考え方に広がり始めた。
働き方改革実行計画 安倍晋三首相が議長の「働き方改革実現会議」が3月にまとめた計画。同じ仕事内容なら同じ賃金を支払う働き方の実現などの課題と解決策を示した。テレワークは、いろいろな人材の能力が発揮できる働き方として広く認められた。取り入れるための安全ガイドラインも作っていく。
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